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ひもろぎ逍遥

脇巫女Ⅱ 23 月守の民の脇巫女 サガミ


脇巫女Ⅱ

23 月守の民の脇巫女 サガミ





◇◇◇
<2016.3.4-6> 

「月守の民」は「木月の宮」で多くの子をいつくしみ、大切に育てる者たち

「サガミ」はそこの巫女
神功皇后の出産に立ち会った巫女

神功皇后は件(くだん)の者たちと「男の子」を抱いて館に戻る
一方「サガミ」は「女の子」を抱いて「木月の宮」に戻る

この姿を見た「スクネ」は神の子は「サガミ」が抱いている
なぜだ・・・・あっ・・・双子だったのか・・・・
全てを悟った「スクネ」・・・・・この子はわが子・・・・・・
三代前を同じ過ちを・・・・・・

「スクネ」は驚くべき行動に出る
「サガミ」を妻とし「女の子」をわが子とした

その「スクネ」は
このことをヤマトタケルに打ち明けた

数日後、「サガミ」の元を訪ねた「スクネ」は
ひと時の間「女の子」を抱き、姿を消した

戻った「スクネ」は「女の子」を「サガミ」に渡して去っていった

何も知らない「サガミ」は
約束を守り
秘密を守り
「女の子」を育てる日々を送ることとなる

木月の宮から戻る「スクネ」
その腕には「神の子」が

「スクネ」はどこからか生まれたばかりの「女の子」と「神の子」をすり替えた

大切な「神の子」をこのような戦いの厳しい地においておくことは出来ない
そこで、この当時最も安全な地、荒波の先に浮かぶ「沖ノ島」の巫女に託すこととした

「神の子」はヤマトタケルが「沖ノ島」に連れて行った
ヤマトタケルは「沖ノ島」の巫女「カズラメ」のもとを訪れた

ヤマトタケルは巫女「カズラメ」にすべてを打ち明けた
巫女「カズラメ」は「神の子」を大切に育てていくこととなった
その後、巫女「カズラメ」は苦悩の日々を過ごすこととなる


一方、「サガミ」は幼子を残して「スクネ」に同行し、遠征に出る

「月守の民」の束ね「カサギ」は何も知らずに「女の子」を他の子と同様に大切に育てていた

「女の子」が3歳になったある日、ふたたび遠征に出ることとなった「スクネ」は
「サガミ」に「女の子」も連れて行くことを命じる

辛く
永い日々

遠征は繰り返された

戦っては戻り、また、遠征・・・また戦い・・・また戻る

4年の歳月が流れた

「女の子」が7歳の時、再び遠征の時が迫る

「サガミ」には以前より「想い人」がいた。
それは犯してはならぬこと・・それは行ってはならぬこと

しかし「サガミ」はこの時ついに「想い人」に会いに行ってしまった

「サガミ」は堰を切ったように思いを告げた
                ・・・話してはならないことも

これを悟った「スクネ」は
このことをヤマトタケルに報告する

二人は「サガミ」を亡き者にする決意を固める

「スクネ」は
亀甲(キッコウ)の「術師」に命じ
「サガミ」の声を奪う「呪文」を掛けさせた

「サガミ」は
助けを呼ぶことも
叫び声を上げることもできない

さらに「女の子」を奪われる
辛い
悲しい
悔しい
大切な「せおりつ」を返せ
声が出ない
助けを呼ぶこともできない

この後、「スクネ」は「サガミ」の生命を奪った
その「スクネ」の姿を見ていたヤマトタケル

「術師」もまた毒の水を飲まされて殺された
7歳の「女の子」も


「サガミ」は死してのちも「月守の民」のことが気になっていた
自分の責でひどい目に遭ったのではないかと・・・・・

一方、「カサギ」は辛い目に遭わせた・・・
自分が遠征に同行すればよかったと・・・・
思い悩んでいた

お互いは相手を思い、苦悩する魂となり何度も転生したが巡り合えないでいた

それは突然やってきた

魂の再会・・・・
涙の再会・・・・

泣き崩れながらもお互いの気持ちを伝えあう
詫びる「サガミ」
いたわる「カサギ」

お互いの魂は安堵の表情を浮かべ・・・・
現代の生活を送ることとなる・・・晴れやかな気持ちで

◇◇◇

神功皇后が神の子として生んだ「せおりつ」は月守の民の脇巫女サガミによって育てられたが、スクネは別の女の子と「せおりつ」をすり替えた。

ヤマトタケルは「せおりつ」を預かると沖ノ島に預けた。

何も知らないサガミはすり替えられた女の子を「せおりつ」と思って育てたが、7歳の時に二人ともスクネに殺された。ヤマトタケルはそれを見ていた。

 このタケルは二代目か。
 スクネも三代前の話が出ているから、四代目なのだろうか。

<20191102>






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by lunabura | 2019-11-02 17:57 | 「脇巫女Ⅱ」 | Comments(0)

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