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ひもろぎ逍遥

13回バスハイク1220は 鳥栖~小城 風土記と山城と遺跡



次のバスハイクが近づいていました。
来週、12月20日(木)です。

今回は再びの佐賀ですが、佐賀は遺跡がとても多いです。
古墳ばかりでは、アレなので、神社や公園を組み合わせると、結構盛りだくさんになりました。

今日はその概要を説明したいと思います。

①安永田遺跡
は鳥栖市にあり、銅鐸や銅矛の鋳型が出た所です。
鋳型ですよ!
ここは当時のハイテクランドでした。国史跡ですから期待大です。
以前行った田代太田古墳(装飾古墳)のすぐ近くです。

②ヒャーガンサン古墳は①の近くにあります。装飾古墳です。
中には入れません。

③朝日山宮地嶽神社は葛子の砦とも伝わっている所で、この神社にはその子の勝村、勝頼も祀られています。
福津の総本宮の伝承を裏付ける重要な神社です。

山城ですからね、沢山登りますが、石段になっています。
神籠石とは全く違うので、ご覚悟を。
といっても、石段の長さは意外と短いです。

④の千栗八幡宮はみやき町にあります。
この神社には大善寺玉垂宮とそっくりな絵巻があります。

そして「安曇磯良と武内宿禰の関係」が高良玉垂宮とは逆転していて、三つの絵巻の中で最も原型に近いと(私が)評価している絵巻があります。

絵巻を見ることは出来ませんが、その特有の地形を観察しましょう。
いろいろと謎解きのヒントにあふれる神社です。


⑤伊勢崎古墳は神埼町にある前方後円墳です。
道路が真中を貫通していますが、円文があったと伝わっています。
中には入れませんが、磐井の乱の後の時代の人が埋葬されています。


⑥鰐神社と王仁博士顕彰公園。
このワニは千字文を日本に伝えた王仁博士と言われています。
大陸からの上陸ルートとして有明海の存在は重要で、それを体感できる所です。
古事記や日本書紀の文章も訳していますので、読んで確認しましょう。


⑦天山神社
 
ここからは小城市です。三つ並ぶ天山神社の内、一番東にある神社です。
三女神を祀る宮ですが、藤原四兄弟の一人、房前(ふささき)が九郎康弘という名で祀られています。
「ひめちゃご」に登場する神社です。


⑧土生遺跡公園

弥生時代の遺跡で、ここでも青銅器を生産していました。


⑨小城公園
小城藩の鍋島公が造営した名苑です。
そこにある岡山神社は鍋島家の神社ですが、柳生十兵衛なども摂社に祀られています。


⑩須賀神社
風土記には日本武尊が一日で土蜘蛛を討伐した話が載っています。
土蜘蛛の砦をオキといい、それがオギとなり小城市の地名由来となったといいます。

その場所は伝わっていないのですが、唯一の山城があり、そこが砦だろうと考えています。
これもまた「ひめちゃご」で紹介しましたが、長~い長~い石段があります。

この日、二つ目の山城ですが、ここは手ごわいです。
希望者だけで登ります!
ここの石段はいつみても市民の人が登っていて、ちょっとした健康向上スポットのような印象です。

神籠石巡りは勾配がないので楽ですが、本当の山城は登りがきついですね。

ということで、必ずスニーカーで参加してください!(^^)!

申し込みは「歴史と自然をまもる会」まで。

<20191212>

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by lunabura | 2019-12-12 20:46 | バスハイク | Comments(0)

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