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ひもろぎ逍遥

ウーナⅡ35 12人は揃った


この一連の話はノンフィクションだ。
そして、この続きを誰も知らない。

もし私たちが続きを求めれば、明らかにはなっていくのだろうが。

この記録は約5年間に渡るものだ。その内容を一気に読めるようにした。

もし記しておかなかったら、この体験は胡散霧消していたことだろう。

あの日、アリシアは突然現れて、私たちの記憶に眠る事は知らぬ方が良いと言った。
そう言いながら、アリサの魂に残る記録を見よ、と言った。

それはエジプトの王墓に殉葬されかかったウーナを救出して船に乗るシーンから始まった。

ガードゥは十二人を選んで船に乗せた。
最初から十二人ではなく、少しずつ増えて行った。

気づけば、その十二人のメンバーの名が明らかになっていた。
そのリストを記そう。

1 ガードゥ 30代 シナイ山に神を降ろすために鞍手に来た もしくは三姫の救出
2 鏡のアミラ 17~8歳 鏡でシナイ山麓の壺を取り出す役目があった
3 鏡と壺のカミラ 17~8歳 アミラと共に壺を取り出す役目 水を湧く壺を持つ
4 側近のエルマ 17歳 ガードゥの側近。首飾りを飲み込んで窒息死する
5 風読みのベガ 風読みに失敗して日本に着く前に入水 
6 月読みの航海士 ウーマ・ルナーダ 25~6歳 船で病死
7 長老のガジュ 30代 ガードゥの親友。六ケ岳麓で病死
8 治療師のパテオ 23歳 ガジュを看取る
9 兵士だったサマール 30代 ウーナを救出する 
10 木族のギムロ 7歳 木の実を手から出す 鉱山に木を植える役目
11 鉱物研究者のエボロスキー 22歳 夢を見る ウーナの石を持ってシナイ山に登る 
12 オーソク 大きな書物を持つ ガードゥが途中で見つけて来た

ウーナ  シュメールの姫 12歳 三連の首飾りを持つ 石板を読む役目 ウメルに殺される

時代は約3000年前になる。縄文時代最盛期だ。

シナイ山とは福岡県鞍手町の六ケ岳のかつての山を指しているが、面白いことに、六ケ岳のそばに現在も「シナイ川」という名の川があるという。

この時のメンバーがほぼ全員「脇巫女」の時代に転生した。
西暦200年代だ。

この二つの時代をつなぐものが「マナの壺」だった。
その壺はシナイ山麓から取り出されて、南にある嘉麻郡桂川町~飯塚市にあったアルゴラにもたらされた。

この壺はオーヴィラージュ(王妃)によって予知の道具として真価を発揮した。オーヴィラージュが死ぬと壺はヒイラギ・ミクマナルからセオリツへと伝世されたはずだが、それについてオーヴィラージュは言葉を濁して語らない。

「壺」にはよほど大事な役割があるのだろう。
どうやら、これはメインテーマの一つらしい。

さて、もう一つ、「ウーナ」と「脇巫女」の時代の間に「ワダツミ」がある。

「ワダツミ」は豊玉姫やウガヤフキアエズの時代なので、紀元前と思われたが、「脇巫女」と重なって来る人物が出てきて、時代が混沌としてきた。

「ワダツミ」の主要な出来事は封印されたワダツミの神を救出することだった。
玄界灘から響灘(ひびきなだ)にかけての海沿いの七つの神社に七つの珠を奉納し、それぞれから宝具を貰って大島の海宮に届けると、封印が解けた。

あれは二年前のことだ。昨年は収めのために再び海宮に参拝した。しかし、今年は新型コロナのために島には行けなくなった。あれが最初で最後のタイミングだったのだ。本当に不思議なことだったと思う。

私たちがこの先、もう一歩足を踏み出すのかどうかは分からない。

今一度、アリシアの言葉を読み直した。

「私が伝えることか。
この宇宙全体が幾度となく危険に阻まれ、それでもこの形を留めている。
シーバは人の心に入りこみ、脳を麻痺させ、操る。しかし、脳は操れても、心は操れぬ。

心にしっかりと向き合い、自分は何故ここにいるのか、何が出来、何が出来ないか、知恵や仲間に頼ればよい。君が代は石板の右下に、モーゼの思いにして綴られている。

一人ひとりは強くはない。しかし、それぞれの役割の者が集まり、砕けてもまた集まり一つになる、その心があれば、どんなに砕かれようが、シーバに手を貸すアデルにとって、脅威となって働き始める。

頭脳は電気信号で操られようが、心は各々大事にしてきたものがある。電気信号ではどうにもならない。

今一度、そなたたち、この時、この場、この時代、この人たちと巡り合ったのは何故かと考えよ。さすれば、おのずと知れてくる。
皆の心ひとつで出来ることがあるはず」
アリシアはそう語った。

アリシアの姿は「羊の顔にライオンの身体。角は丸く曲がり、羽根をつけ、尻尾のある黄金の神獣」だ。



こんな画像がネットオークションに出ていた。









ウーナⅡ35 12人は揃った_c0222861_20562613.jpg

アリシアとはこんな姿か。


そうすると、この神獣はかつて中東で人々から信仰されたものかもしれない。




<20200530>





「ウーナⅡ」を始めから読む
https://lunabura.exblog.jp/i260/


ウーナⅡ35 12人は揃った_c0222861_15441632.jpg

Commented at 2020-06-13 07:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by lunabura at 2020-06-19 21:34
私にも分からないんですよ。
取りあえず、記録して分析しているところです。
by lunabura | 2020-05-30 20:57 | 「ウーナⅡ」 | Comments(2)

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