2021年 07月 05日
降りてくる空間を人と神は楽しんだ?
昨日は「八雲の向日葵」の第三回目の公演でした。
会場は箱崎水族館喫茶室というライブが出来る喫茶店です。
会場が変わると、作品も変わるので、能楽堂とはどのように変化するのか、楽しみでした。
能楽堂と比べるとはるかに狭い空間ですが、室内楽や歌の言霊を十分に堪能しました。
音と歌と人。
そして降りてくるもの。
人間は音楽を楽しむだけでなく、このような空間に降りてくるものを楽しんだのですね。
音を楽しむ人間と降りてくる神々。
藤枝氏の描く世界はこれに植物が加わる。
来年はこの方たちと私が神楽を描くとは。
人生、何が起こるか分かりません。
この喫茶室は筥崎宮の近くにあります。
後で近くの神社を案内してもらいました。
玉取恵比寿神社がすぐ斜め前にありましたが、そこは筥崎宮の玉せせりの陰陽の玉が鎮座しているところでした。
ここが祭の出発点となります。
また、路地の奥にあったのは宇佐宮。
ここには宗像三女神が祀られているので、比売神が三女神だと分かる神社でした。
そして、神功皇后の時には兵糧(米)を集積した所だとか。
「米山」という地名になっていました。
さらに、箱崎には馬出(まいだし)という地名がありますが、そこは兵站地だったとか。
後方支援部隊がいて、食糧や武器や馬などを補充する場所だったわけです。
箱崎はもっと歩いたら、具体的なものに出会えそうですね。
カメラを忘れたので、写真は無しです。
この日はバッカスも降りて来たようで、筥崎宮のそばの屋台で久し振りに直会となりました。
ワインを注文したら、一升瓶とコップが出てきた。
目の前でなみなみとコップにつがれるワイン。
さすが、博多んもん。
ワイルドです。
大将は長法被。(ながはっぴ)
これは正装ですな。
あと十日すれば、山笠だったのですね。今年も中止。
山笠が終われば梅雨が明けて本格的な夏が始まります。
今、RKBラジオで「野菊の墓」が放送中です。
これも、楽しみです。
<20210705>