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ひもろぎ逍遥

玉垂 三幕のあらすじ


おはようございます、

今日初演を迎える「玉垂」は安曇磯良と神功皇后の物語です。

万葉集や古事記の歌だけで構成しているのですが、このストーリーが初出なので、舞台の理解を深めるために三幕のあらすじを書いておきます。

第一幕

志賀島の沖津宮で石笛を拾った男が笛を鳴らすと、それに引かれて神功皇后が姿を現す。

神功皇后は海を渡って戦うために磯良を呼び出したが、磯良は来なかった。


第二幕

阿知女作法(御神楽)を歌うと、安曇磯良が現われる。

磯良は干珠満珠を海神(わだつみ)から受け取り、神功皇后に渡す。

龍船に乗り、「北を示すの星よ」と祝詞(のりと)を唱えて出港した。


第三幕

阿知女作法で再び安曇磯良を呼び出すと、年老いた磯良が現われる。

磯良は死を覚悟し、大善寺玉垂宮にやって来て、置いたままにしていた龍船を調べに来る。

先に亡くなった神功皇后を悼(いた)み、船を燃やさせる。

その燃え残った木材で琴を作り、鳴らすとサヤサヤと響きを立てた。

船がかつて海を渡ったとき、触れた海藻がサヤサヤと立てた、その音が響く。


磯良は神功皇后に導かれて黄泉の世界へと向かう。



こんなストーリーです。

今回の舞台は和楽器の魅力も見逃したくないです。

阿知女作法の時にはもともと和琴が使われていました。

六弦の和琴で、大変貴重なものですが、今回は京都から運んでいただいたそうです。

その初元的な響きが聞ける特別な舞台になります。

「和琴」(わごん)とは、埴輪で、膝に乗せて引くものがありますが、それがルーツで、大きく発達したものだそうです。

「筝」(そう)とは中国伝来のもので、現代で一般的に使われるものです。

二台の箏が会話をするように奏されますが、昨日の二回目のリハーサルでは、すでに二人の音が一体化されていました。すごい境地です。

「筝」に関しては、一曲目は爪を使わず、指で奏されます。

とても暖かな響きがします。

二曲目からは爪を使うので、シャープな響きになります。その音の違いも楽しんでください。

和歌はソプラノで、麗しい声で歌われます。

和歌の訳をパンフレットに書いているので、開演前に読むと、さらに楽しめると思います。


舞は動きを象徴化したもの。

その気配や存在など、ふつうの舞に見られないものをご覧ください、


休憩の後、アフタートークがあります。私、出ます。

内容を言葉で補えたらと思っています。

では、今日、お会いしましょう。

当日券も販売しています。

アクロス福岡 一階 円形ホール

午後3時 7時


<20230317>






by lunabura | 2023-03-17 06:51 | 甕の音なひ | Comments(0)

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