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ひもろぎ逍遥

「興玉」には暦作りの民がいた


10月のバスハイクは饒速日をテーマに宮若、鞍手を回りますが、著名な竹原古墳の近くに高野剣塚古墳という前方後円墳があります。


大正時代、その古墳の後円部を削平して神社が建築されました。興玉神社といいます。


その由緒は分からなくなっていますが、日本武尊と猿田彦命が祀られています。


日本武尊は筑豊で活躍したので、その縁で祀られているのだと思いますが、猿田彦は興玉神社の基本的な祭神です。


前方後円墳を削って作られた興玉神社は、おそらくすぐ近くに祀られていたのが、あらためてこの地に鎮座したのでしょう。


興玉(おきたま)と言えば暦づくりのことです。おそらく、暦づくりすなわち、天文観測などが行われていた地が近くにあったと考えられます。


「おきたま」という社号については、何度かブログに書きましたが、今回あらためて真鍋大覚を紐解いて、私なりの言葉に直してみようと思います。(序4 儺38)


興玉

1 「たま」とは月と日と星


まず、「たま」の語源について。

「た」とは「ターラ」すなわち月のことを指します。古代地中海語だそうです。

「ま」とは、日神(ムッツォ・マサ)あるいは星神(マル)のことです。


本来、「碁盤と碁石」は暦日算定の器で、黒と白の碁石を「た」(月)「ま」(日・星)に置き換えて、それを並べて暦を作ったと言います。ですから、「おきたま」とは月日を並べる暦づくりの意味となります。


今回の竹原古墳から高野剣塚古墳の地域に、このような暦作りの長がいたのでしょう。

那珂川市では真鍋大覚の家が庄屋で、暦作りをしていたと言います。


2 一宮神社(岡田宮)の「興玉神」と宇佐氏


北九州市八幡西区一宮神社境内に「興玉神」が祀られています。ここは神武天皇が滞在した岡田宮のことです。


神武天皇がこの地の磐境・神籬で祈ったと言い、熊鰐一族が二千年以上もこの地を守り続けています。その磐境とは小石で円と四角が形取られたものです。


この熊鰐一族について、宇佐家家伝に言及がありました。

それによれば、岡県主は宇佐族の岡氏だったといます。


そもそも菟狭族(宇佐族)の天職は天津暦(あまつこよみ)を作ることで、月の動きを見て、月日を数える月読(つきよみ)や、日知(ひしり)・聖(ひじり)であり、月に浮かぶ模様をウサギに見立て、月を「ウサギ神」として崇拝し「菟狭族」と称したといます。「ウサ」に菟(うさぎ)の字が充てられているのは月の菟を象徴していたわけです。


3 二見興玉神社とヒキガエル


三重県伊勢市に鎮座する二見興玉神社も祭神は猿田彦神です。


ここから夏至の朝、富士山に朝日が昇るのを拝することが出来ると真鍋は言います。


夏至の前後2週間ほどは、方位角約61度距離およそ200㎞の彼方にある富士山山頂付近からの御来光が望めるため、カメラを持った人たちが大勢詰めかけるそうです。


夏至の日を境にしてえ、太陽の出はUターンして南の方から出るようになります。これを「日還」と書いて「ひがえり」と読みました。これがいつしかヒキガエルになり、境内にカエルが置かれるようになったと真鍋はいいます。


興玉神社由来で、伊勢暦、神宮暦が生まれました。


さて、話を戻しましょう。

宮若市の興玉神社でも暦が造られたのでしょう。その東はどう見えるでしょうか。鎮座地が移動していますが、ざくっと見ると、何々? 夏至ラインは六ケ岳? 


チェリーさん、やばくないですか。あとは、チェリーさんに任せよう。



20230915



Commented by チェリー at 2023-09-16 17:52
夏至の日の出の位置は、六ヶ岳の、北側の麓になってしまいました。うーん…ちょっと難しいですねぇ。遷座してるとしたらと思ったのですが、よくわかりませんでした。
作成した画像をおくりますね!
Commented by lunabura at 2023-09-16 21:21
チェリーさん
ありがとうございます。
山がデコボコしているので、カレンダー替わりになりそうです。
続きに画像を使わせてくださいね。
Commented by 1001 at 2023-10-09 21:39
いつも楽しく拝見させて頂いております‼️
興玉神社の元鎮座地の夏至日の出方向なら、かなり面白ろそうですね🧐
魏志倭人伝の古代方位とも合いますね👍
豊前風土記の通り、ニニギ命が京都郡から出発し、日向(=六ヶ岳周辺)から宗像へ渡ったとしたら、猿田彦神は六ヶ岳から宗像=空国を指し示したと妄想できます😅面白いです😁
興玉の由来も、勉強になりました‼️
綾杉さんのブログからはいつもインスピレーションを頂けます‼️ありがとうございますm(_ _)m
これからの益々のご活躍を祈念致します‼️
by lunabura | 2023-09-15 14:27 | 真鍋大覚ノート | Comments(3)

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