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ひもろぎ逍遥

也良の崎守よ

明日はバスハイクで志賀島に行きます。


也良の崎守よ_c0222861_20054397.jpg

地図を作ってみました。
二見ケ浦から志登神社に行って、古墳見て、博多港からフェリーにのります。
帰りは海の中道です。

テーマは豊玉姫の神社巡り。

偶然にも志賀島を中心にぐるりと陸路を辿ることになりました。

普段、車で移動するとなかなか金印号に乗ることができません。
志賀島に着いても移動手段がないので、車が必要なんですね。

だから、バスハイクでないとフェリーが使えない!


フェリーは能古島(のこのしま)の東を通っていきます。

能古島の北部には也良の岬があります。

志賀の荒雄が宗形部の舟人に頼まれて代わりに対馬に食糧を輸送しますが、途中で遭難して二度と戻ってきませんでした。

ちょうど筑前に赴任していた山上憶良がその事件を歌にしています。

荒雄の妻の心を想像して詠んだものです。

万葉集 3866

沖つ鳥 鴨とふ船の 還り来ば 也良の崎守 早く告げこそ
(おきつとり かもとうふねの かえりこば やらのさきもり はやくつげこそ)

「夫が乗った船は鴨というの
鴨が還って来たなら、也良の崎守よ
早く教えて」


荒雄が乗った船は赤い船です。
公の船は朱船だったんですね。

ずっと待ち続けた妻。

ちょうどフェリーで通ります。
また、金印公園からも能古島がよく見えていて、志賀島から也良岬がどう見えるのか。
そんな観察が楽しみです。

<20240525>











by lunabura | 2024-05-25 20:20 | 万葉・日本書紀の風景 | Comments(0)

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25

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