2024年 11月 09日
8 ガランドヤ古墳 土蜘蛛の石井郷に出来た古墳群

いきなりの美古墳で興奮がマックスになったが、あとで調べると、これは一号墳で、それを覆う建造物だった。墳丘に見えたのは、失われた横穴式石室を覆った建物だったのである。
一号墳の特徴は玄室の奥壁の装飾画が残っており、馬具や須恵器、土師器が副葬されていたことだ。

時代は6世紀中頃から後半というので、磐井の乱の後、日下部氏が来てからしばらく経った頃のものだ。
この他、2号墳と3号墳がある。
石室を見たい人は古墳開きの日などを利用して古墳を見るといいだろう。
さて、ここ、石井もまた風土記に記載がある地域だ。
ここに土蜘蛛の砦があり、土で築かれたという。石を使わなかったので無石(いしなし)の砦と呼ばれ、それが訛って石井郷となったそうだ。
風土記は和銅6年(713)の勅命で編纂が始まっている。それに記録された石井郷の土蜘蛛とは当時の事だろうか、それともそれより以前のことだろうか。関わった人物がいれば時代が特定できるが、ここにはその史料はない。
土蜘蛛が連綿として石井郷にいて、その長の墓がガランドヤ古墳なのか、あるいは土蜘蛛を制圧した人の墓か。これ以上の推理は出来なかった。

<20241109>









