2025年 03月 31日
第4回 仲哀天皇の船を引き留めた男女の二神
RKBラジオ「古代の福岡を歩く」の神功皇后シリーズです。
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今回は下関市を出て響灘を通り、遠賀川河口に来た仲哀天皇の話からです。
仲哀天皇の船も進まなくなりました。案内していた熊鰐は恐縮し、男女の二神が引き留めているのだろうといいます。そこで占うと舵取りの伊賀彦に祀らせるようにと託宣がおりました。日本書紀のお話の現場がここです。
岡湊神社 遠賀郡芦屋町
天皇の御座船は河口の島津に停泊しました。そこに岡湊神社があり、男女の二神、大倉主神と菟夫羅媛(つぶらひめ)神が祀られています。岡湊神社はもともと高倉神社と同じ神社で、のちに別れたものといいます。
また、近くに神武天皇社がありますが、空襲に遭った時、そのご神体が当社に運ばれたことから、神武天皇も祀られています。
高倉神社 遠賀郡岡垣町
高倉神社では伊賀彦が今も祀られています。そこに高津峯という神奈備山があり、神々が日本を守るために降りてきているという話を聞いて神功皇后は神々を祀りました。当地では矢に適した矢竹が採れることから、武器生産をしたとも伝えられます。また三韓出兵の時にも大いに活躍されたといいます。神紋の綾杉は神功皇后の手植えにちなむものです。
ずっと後、天智天皇の御代に新羅僧の道行が熱田神宮の草薙の剣を盗み出して、遠賀川で捕まった話があり、その剣を預かったといいます。そしてコピーを7振り作り、新たに神殿を作って祀ったといいます。合わせて八本の剣を納めたことから、八剣神社と呼んだといいます。
撃鼓神社 飯塚市
天皇と皇后は遠賀川を遡って飯塚市の撃鼓神社に行きます。そこでは神楽の指導を受けたと伝わります。また、帰路にも立ち寄り、お乳が良く出ますようにと祈った池を「乳の池」といいます。
またその時、八本の白旗を奉納したことから、白旗山というようになりました。八本の幡は神功皇后が宇美八幡宮で出産する時、産屋を八人の兵士がそれぞれ白旗を持って守ったことから、生まれた応神天皇を八幡神と呼ぶようになったという説があります。
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【神功皇后伝承を歩く】
第1回 1忌宮神社 2024年3月24放送
26回目 https://rkb.jp/contents/202403/188281/
豊浦宮 新羅軍の襲来 数方庭の祭 秦氏の渡来 仲哀天皇の殯斂地
第2回 2一宮神社 3勝山勝田神社 4織幡神社
2024年3月28日 放送
27回目 https://rkb-radio.jp/kodai/240331kodai.mp3
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壱岐真根子
第3回 6飛幡八幡宮 7若松恵比寿神社 8魚鳥池神社 9貴船神社
洞海湾の立ち往生
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第4回 仲哀天皇の船を引き留めた男女の神は
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10 岡湊神社 11高倉神社 15撃鼓神社
【安曇族の足跡を探る】
干珠満珠の動画を見ると分かりやすいです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZlSaFlET898&t=48s
第1回 歩射祭のガラモ採りと干珠満珠 2024年4月28日放送
安曇族の神々 歩射祭 香椎宮の綾杉 和布刈神事 筥崎宮のお汐井採り
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第2回 磯良の白い覆面とシリウス 2024年9月8日放送
神楽・磯良舞 早魚神事 八 中西の風 大西の風 対馬の嵐と三苫
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第5回 百済王子余昌を助けた鞍橋君
2025年2月16日放送
長野県安曇野から出る百済仏の時代は筑紫君葛子の時代に重なります。
百済聖明王の救援軍要請に応じた葛子君は子の鞍橋君を百済に派遣して、百済王子を救ったことが日本書紀に書かれています。ただ、日本書紀には葛子君と鞍橋君が親子であることが分からないように記述しています。磐井君一族が百済を救ったことが安曇野から百済仏が出てくる背景にあるのではないでしょうか。
https://rkb-radio.jp/kodai/250216kodai.mp3
第6回 高鉛ガラスが語る百済と磐井一族の深い関わり
2025年2月25日放送
阿部の島 相島はかつて阿部の島と呼ばれていました。宮地嶽神社の光の道はそこに届いています。宮地嶽神社の祭神の勝村、勝頼は磐井君の孫に当たります。やはり安曇族の一員です。
阿部氏の古墳である宮地嶽古墳から出土した高鉛ガラス板は百済弥勒寺の仏舎利の下に敷かれたものと同等のものです。同じころ、磐井の菩提寺が大石丸三兄弟によって建立されました。龍光山恵華寺といいます。百済人から支援されて出来た飛鳥寺と龍光山恵華寺は同時期のもので、聖徳太子が磐井君のために仏像を奉納しています。










