2025年 04月 06日
桃源郷だった玖珠町

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ちょうど桜が真っ盛りの日に大分県の玖珠町を訪れました。桜の木があちこちにあって、心が躍ります。里の桜は人の手によって植えられてたもの。満開の桜を見て人々が喜ぶ姿を想像しながら植えられたんだろうな、と思うと、その想いが桜の美しさを通して伝わってきます。

大分県の日田市からまずは天瀬町の高塚愛宕地蔵尊へ。行基が見た銀杏は今も元気で、新芽が芽吹き始めていました。寺ですが、不思議にも奥は神殿になっていました。今も行基の木彫り仏像があるのでしょうか。
お昼ご飯を済ませて宝八幡宮に向かいました。宝山は平家落人伝説がある所ですが、あいにく西側参道は道路工事のために通行止めです。他の参道を探しましたが、分からないで戻る途中、摩崖仏に出会いました。「見学しますか?」と皆さんに尋ねると、みんな手を挙げます。もう、どこまでも好奇心の塊なんです!

瑞厳寺ですが、とても見事な摩崖仏でした。人間のサイズに近い摩崖仏も、初めてです。地元の方々が大切にされていました。こんな素敵な出会いをもたらすハプニングは大歓迎です。
そのそばには縄文遺跡が。そして、横には室園稲荷社。「むろ」は星の意味があります。稲荷像が口にくわえているのは「隕石」。巻物は「暦」だと真鍋は記します。隕石が落ちた所には「ムクの木」を植えて目印にしたといいます。今回は訪れませんでしたが、天然記念物の「ムクの木」が二か所ほど
玖珠町の地図に記されていました。
途中、信号に書かれた地名は「戸畑」。「とばた」とは竜座の「ツバーン」が変化したもの。そして玖珠(くす)町の地名こそ、は国栖(くず)と同じ
で、天文観測をし、船を操り、湊を丸石で作る国栖がいた証です。河童とのちに言われる人たちです。
真鍋大覚の伝えるキーワードが次々に当てはまります。

そして、亀都起(きつき)古墳の一部に建っている亀都起神社。「きつき」の語から分かるように、出雲からの勧請です。向こうに見える森が前方後円墳です。

また、清少納言の兄の清原正高を玖珠町まで追って来た小松女院ですが、正高がすでに妻を娶ったことを知ると、この三日月の滝に身を投げました。そしてその墓所を守る嵐山滝神社。これもまた里人の優しい思いに触れるような神社でした。サムネイル画像の花はこちらの手水舎です。

そこから、慈恩の滝へ。どの滝もですが、滝とは、そこに身を置いて感じるものなのですね。素晴らしい滝でした。
そこから深耶馬渓の一目八景へ。そこに至る道が峡谷沿いの道で、菊池渓谷が数十倍、延々と続くような景観でした。ただ、バスだから峡谷が見えるのかもしれません。普通の自動車では車高が足らず、峡谷は見えないかも。それでも新緑、紅葉の季節はどれほど美しいか容易に想像が付きます。

一目八景で阿蘇のダイナミックな火山活動が生み出した奇岩を見て、耶馬渓ダムへ。そこにある渓石園の桜をどうしても再び見たくてコースに組み込みました。庭園では参加者の皆さんにそれぞれ「ありがとうございます」と言われてびっくり。いや、感謝を述べたいのはこのような素敵な日本庭園を造ってくれた庭師の方です。
さて、5月は17日(土)に小国町に行きます。6月は15日(日)に長崎県平戸です。これは参加者のリクエストですが、どこに行きたいんだっけ?シシキ神社は分かりましたが、支石墓は何処ですか?こそっとコメント欄に書いてくださいな。
バスハイクの申し込みは「歴史と自然をまもる会」092-408-7140
092-406-8725(2024年7月から)
(火曜日~金曜日 10時~16時)
参加費 5000円 当日払い
集合場所 天神日銀横(ファミマ横)勝立寺の前
出発時間 9時出発
集合時間 8時45分
初めての方、日銀前ではなく、日銀横の勝立寺の前です。ファミリーマートまで出るとバスが見えます。
雨天決行です。

リクエスト、見ました。時間調整してみますね。







