2025年 09月 25日
11月15日(土)のバスハイクは阿蘇ピンク石の採石場と塚原古墳群へ

さて、11月のバスハイクは涼しくなったので、広大な古墳群を歩きましょう。
今回はリクエストがあった熊本市の塚原古墳群に行きます。沢山の古墳が残されている史跡です。こちらは熊本市といっても、南の方にあり、地図を見ると、宇土半島が近いんですね。
宇土半島となると、阿蘇ピンク石の石棺の採石場があります。ピンクの石棺は大阪府の今城塚古墳からも出ていて、宇土半島から大阪まで、どうやって運ばれたのか、実験考古学が行われました。
今城塚古墳の被葬者は継体天皇と言われています。この時代には、熊本市の南には火葦北国造阿利斯登とその子の日羅がいて、継体天皇の傍には大伴金村がいました。
大伴金村は百済に行ったことがあり、その時、阿利斯登も伴っていたことが、日羅の墓の掲示板に書かれていました。日羅は大伴金村を「わが君」と呼んで慕っています。
『日本書紀』によれば、日羅は百済王の元に留め置かれ、日本にようやく帰国した時、百済による日本侵略計画を暴露したために、百済人に殺されてしまいます。
父の阿利斯登は日羅の遺体を引き取るために熊本から船で大阪まで往復しましたが、この時の航路と実験考古学の航路が重なっています。
熊本の石棺が何故大阪に運ばれたのか、阿利斯等と大伴金村の関係から見えてくるかもしれませんね。大伴金村こそ継体天皇を推挙した人ですから。
塚原古墳群もまた4世紀から6世紀というので、ピンク石の石棺が造られた時代に重なる点も興味深いです。
採石場の付近の神社も鳥居や神殿がピンク石で作られています。
かなり歩きますが、道を覚えている内に案内したいと思います。
また、道の駅に行くと、ピンク石の石棺と船のレプリカが展示されています。
その近くには景行天皇がその美しさに御輿から降りて魅入ったという御輿来(おこしき)海岸があります。
住吉公園から見える「たはれ島」は枕草子に出てくる所です。
沢山歩きます。スニーカーで参加してください。
第63回 熊本市 宇土市
馬門ピンク石採石場 塚原古墳群
2025年11月15日(土) 案内 綾杉るな
天神=大歳神社=馬門ピンク石採石場=牧神社=たはれ島遠望=御輿来海岸=塚原古墳群=天神
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バスハイクの申し込みはNPO法人「歴史と自然をまもる会」
092-406-8725 あるいはHPよりメールにて 電話が確実です。
(火曜日~金曜日 10時~16時)
参加費 5000円 当日払い
集合場所 天神日銀横(ファミマ横)勝立寺の前
出発時間 9時出発
集合時間 8時45分
初めての方、日銀前ではなく、日銀横の勝立寺の前です。ファミリーマートまで出るとバスが見えます。
雨天決行です。








