2025年 11月 09日
帯に何て書いてある『星の迷宮へのいざない』

書籍には帯が付いていて、それを見て購入することもありますが、私は読み始めると折りたたんでシオリにしてしまうタイプです。
皆さんはどうですか?
書籍の帯は誰が書くようになっているのか、一般の事は知らないのですが、前著『神功皇后伝承を歩く』では出版社が書いてくれました。
でも、今回は私が書いたメモ書きを帯に載せることになりました。
「メモ書き」とは、タイトルや副タイトルを考える時、思いついた文言を並べたものです。採用しなかった文言ですが、捨てがたかったので、タイトルの横に書き添えて提出しました。デザインによっては使われる可能性があったからです。
すると、「これを帯に書きましょう」と編集の方が言われました。
それが
「物部氏が伝えた星の和名」
「星で読み解く日本神話」
「日本人が何処から来たのか星が教えてくれる」
です。
真鍋大覚の本には星の和名以外に、渡来人の話がバンバン出てきます。
その中で、気になるゾロアスター教とか、ヒッタイトとか、シュメールとかを選んだのですが、そのリストも帯に書いてもらえました。
これらは原典にはさらりと書かれているので、それを検証するのが大変で、手探り状態でした。もう、これは書いてしまって、皆さんの知恵を借りて深掘りするしかない、と考えて書いたものもあります。
こうして帯のデザインが決まっていきましたが、左半分にまだ空白があった時、編集の方が、「ここにも色々と書き込みしたい」と言われたんですね。
そこで思いついたのが、「サロス周期」のところに書いた次の引用文です。
<沙漠の途(みち)を女の一つ身で、はるばると日本に来る王室の子女の使命がなんでありしか、これを語るべき文書はない。天文観測の記録を故郷に託することであった。>
渡来人が来た事情は様々で、技術を持って来たり、あるいは鉱物資源を求めて来たり、あるいは逃げて来たり、と同じ状況の民はいないのですが、天文観測のために日本に来たオリエントの王女がいたというのです。これが表紙のイメージです。
しかも、文献記録にはない話だそうですが、暦の話が好きな私はハマってしまいました。サロス周期とか、難しい言葉を調べながら文章にしました。(分からないのに好きなのです)
また、右の方にある「君が代」は香椎宮や志賀海神社のことで紹介しました。志賀海神社の山誉祭では今でも「君が代」が社人によって語られています。
RKBテレビでHKT48のメンバー二人を志賀海神社や香椎宮に案内したことがあるんですが、その時、君が代のメロディーが昔は違っていたことを知りました。現在のメロディーは三代目で、それは香椎宮にあった和式の楽譜を解読したものだそうです。そんなエピソードも書きました。
帯の色はターコイズ系でアンティークに、と提案した通りになりましたよ!(嬉)
パッチワークをするので、配色にはこだわりがあったのです。
<20251109>








