2026年 03月 19日
万葉集 婿取りの日

ある娘がいよいよ夫を迎える日、布を衣に仕立てました。
詠み人知らず 2064番
古に 織りてし機を この夕べ 衣に縫ひて 君待つわれを
(いにしえに おりてしはたを このゆうべ ころもにぬいて きみまつわれを)
昔 織った布を この夕べは衣に仕立てて 君待つわたし
〔いつか結婚するためにって織った布よ 着物にして君を待つの〕
✿当時の娘たちは、結婚するまでに十数枚の布を織り溜める風習がありました。この娘も婿取りする日を夢見て織りました。
いよいよ夫を迎える夕べ、娘は着物に仕立てました。喜んでくれる顔を思い浮かべながら。
『癒しの万葉集』ー夜が明けるまでの心のサプリメントーより
<20260319>









