2026年 03月 21日
間に合うかな 万葉集 2065番

ある娘はおしゃれが好きでした。
詠み人知らず 二〇六五番
足玉も 手珠もゆらに 織る機を 君が御衣に 縫ひ堪へむかも
(あしだまも ただまもゆらに おるはたを きみがみけしに ぬいあえむかも)
アンクレットやブレスレットを
ゆらゆらと揺らして織った布を
君の衣に仕立て上げられるかな
〔君のための着物 間に合うかしら〕
✿娘はおしゃれが好きで、飾りの珠を手や足につけてゆらゆらさせながら機を織りました。自分が作った衣を着てくれる人に出会う日を待ちながら。
そして、いよいよ夫がやってくる日、ぎりぎりまで縫っています。
「間に合うかしら」。
おしゃれを楽しむ妻。夫を迎える喜び。
『癒しの万葉集』-夜が明けるまでの心のサプリメントー
4月出版予定
<20260321>









