2026年 07月 05日
『高良玉垂宮神秘書入門』の試し刷りが届きました

『神秘書』の試し刷り、最速の3日で到着しました。超、びっくりです。
本の形になると、3行ぐらいは一気に視界に入るので、文章の流れなどが推敲できます。
これは一般の出版ではできない行程です。

高良玉垂命が阿曇磯良丸から武内宿禰に変わっていく大きな転換期が白鳳二年にやってきます。
これまで神道だけだった高良山に仏教が入ってくるのです。
白鳳二年は西暦673年のこと。これは白村江戦の敗戦後、10年の出来事です。阿曇族の被害は甚大で、九州の頂点にあった高良山も例外ではありませんでした。
高良山の周辺の神社は次々に仏教を取り入れ始め、高良山もターゲットにされました。
この時、大祝は「玉垂命が仏道に発心した」という託宣を世に出したのでした。これを「高良の御発心」といい、祭祀の重要な位置づけになっていきます。
この年については「白鳳二年」と書かれた条と「白鳳十三年」と書かれた条があります。
いずれも同じ年で、寺社暦と二中暦が一緒に使われていたんですね。
同じ西暦673年ですが、使う暦で書き方が異なります。
まだ、暦が統一されていない時代です。
私は、「白鳳二年」を使って章立てしましたが、こちらを採用したのは、各地の神社に「白鳳二年」と書かれたケースが多いからです。
恵蘇八幡宮とか、白鳳二年と書かれています。天武天皇即位2年とも。
いわゆる九州年号とも言われますし、捏造だと言う人もいますが、どっこい、九州ではきちんと年号が使われているので、神社誌を調べる人は必須課題です。
この辺りも、分かりやすく解説しました。
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