ブログトップ

ひもろぎ逍遥

2018年 10月 21日 ( 1 )

日本書紀の成立について聞いてきた



今日は日本書紀の成立についての講座を受けてきました。

私の基本的な研究の手法は福岡や佐賀の神社縁起を時系列に並べ、
日本書紀の内容と比較していくというものですが、
日本書紀とは一部合致し、一部は違います。

例えば神功皇后の場合、香椎宮遷都あたりから出産までは一致しますが、
往路、あるいは帰路の後ショウケ越えして筑豊を通り、八幡に出るまでの
一年ほどの足跡が日本書紀では全く消滅しています。

「ショウケ越え」とかは普通に地名にも残されていて、
福岡県人には馴染み深い話のですが、これらが抹殺されているのです。

意図的に消された所に重要な歴史が隠されているのが分かったのですが、
それは磐井の頃、また斉明・天智天皇の頃も同様で、
どこまで日本書紀を信頼するかは、いつも課題となっています。

完全に嘘で塗り固められていたり、
全く存在しない歴史を創作している訳でもなく、
ある程度骨子は残されています。

日本書紀は嘘だけだ、というのは明らかな間違いです。
で、上手に真実を隠している。

どこまで信用していいのか、落としどころを探っていたのですが、
今日の講座では、
701年に王朝交代のあと、
720年に成立したのは「日本紀」であり、
「日本書紀」の成立はずっと後で、少しずつ改竄されていった時期などを
多くの資料で示してもらいました。

具体的な内容は難しくて書けないのですが、
日本書紀の信頼度がある程度分かって良かったです。

さて現在、私は磐井の末裔関係の本は仕上げ、
もう一冊、斉明・天智天皇の福岡や佐賀の足跡の仕上げに取り掛かっています。

これは今年の正月から中断しているので、
何とか今年中に仕上げたいと覚悟を付けました。

ですから歴史カフェはずっと先になりそうです。

このほか、いくつもの話が動き始めそうなので、
まずは一つ、仕上げておこうと思っています。

ラジオ放送は私の分は今週の土曜日からの予定です。
収録が近々あります。

また、ブログでは「ワダツミ」を行ける所まで書いていきますが、
ペースが少し落ちそうです。
楽しみにしている方、のんびりとお付き合いください。




20181021








[PR]
by lunabura | 2018-10-21 21:29 | にっき | Comments(0)

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25

by lunabura