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ひもろぎ逍遥

2019年 07月 19日 ( 1 )

第23回歴史カフェ「大宰帥 大伴旅人」のご案内 


第23回歴史カフェ「大宰帥 大伴旅人」のご案内 





大宰帥 大伴旅人 -万葉集から描く筑紫の日々―

 「令和」の典拠となった「梅花の宴」の主催者は大伴旅人でした。

旅人は西暦720年に隼人の討伐軍の大将軍として九州に来ているので、神亀4年(727)に大宰帥として来たのは七年ぶりになります。

 大宰帥は新任の時、香椎廟に参拝することになっていたので、大伴旅人も例外ではなかったでしょう。

ところが翌年に、連れて来た妻が病死したため失意の中の日々を送ることになってしまいました。

旅人はこの時、64歳でした。

多くの人が弔問に訪れ、挽歌も詠まれました。この時、旅人を支えたのは沙弥満誓山上憶良たちでした。


旅人はそのあと、基肄城、大野城、二日市温泉など各地に赴き、妻をしのぶ歌を詠んでいます。

その年の暮れには再び香椎廟を参拝しました。

その帰りに香椎潟に立ち寄って玉藻刈りをします。神功皇后の故事にならったのでしょう。

 さらに次の年、神亀4年、年明け早々に都では長屋王の変が起き、太宰大貮の丹治県守が都に戻りました。

旅人は筑前の夜須で飲むことを約束していたのに、独り酒を飲むことになった、という歌を贈りました。

その丹治県守の娘が旅人のもう一人の妻と考えられます。

丹治郎女大伴家持を生んでいました。その妻から手紙が届くと、二人は無事に再会できるように歌を贈り合いました。

また、その年の内に旅人は藤原房前に対馬の琴を贈りました。

 そしてその翌年の新春、天平2年に旅人の屋敷で盛大に梅花の宴が催されました。

九州の各地から長官たちが集まって、歌を詠み交わしました。

この宴の序文から「令和」の元号が採用されたのでした。

 その後、旅人は唐津に行き、神功皇后の鮎釣りで有名な松浦川や、旅人の祖先である大伴狭手彦の故事が伝わる鏡山を尋ねています。

松浦佐用比売が領巾を振ったことで知られていますね。

この大伴狭手彦は大伴金村の息子です。大伴金村は物部麁鹿火磐井君と戦わせた人でしたね。



 6月になると、旅人は病気にかかりました。死を覚悟すると、遺言を伝えようと、義理の弟や甥などを呼び寄せます。

この時、長男の家持や妹の坂上郎女が来福しました。


幸いに病気は治り、家持らが帰る途中立ち寄ったのが、粕屋町の夷守(ひなもり)駅です。

日守神社に歌碑がありますね。神功皇后が宇美町で出産する前に日を見守ったという所です。

また、坂上郎女は福津市の名児(なちご)山で大己貴の歌を詠みました。あんずの里の横の運動公園に歌碑があります。



 この年の冬12月、ついに旅人も都に戻ります。この時、書殿、水城、蘆城で別れの歌が詠まれました。

その年が明けた天平3年(731)の7月に旅人は薨去しました。 

 大宰府では旅人は多くの友人を得ました。観世音寺の初代管長の沙弥満誓や山上憶良など、折々に交わした歌などが数多く残されています。また、酒を誉むる歌、望郷の歌なども詠まれました。


 今回の歴史カフェでは、大伴旅人の70数首の歌を時系列に並べて、筑紫での四年近い日々を追っていきます。


大伴旅人は筑紫の万葉歌壇を理解するための基調となる人物ですね。ここを押さえて置くと、前後の歴史が解りやすくなると思いました。神功皇后の旧跡がたびたび出てくるのも、私たちには理解しやすくなっています。


7月21日(日)にいつもの場所、いつもの時間に開催します。
皆様のご参加をお待ちしています。


なお、香椎宮の近くの香椎東公民館でも、大伴旅人の話をします。短縮バージョンとなります。
こちらは、公民館の地域の方対象です。公民館だよりに日程が書かれているので、地元の方はこちらにどうぞ。





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日時 2019年7月21日(日)2時~4時(1時半開場)
会場 福津市中央公民館 2階 視聴覚室「ひもろぎ歴史愛好会」
所在地: 福岡県福津市手光2222
電話: 0940-43-2100(ナビ用です)
交通アクセス JR福間駅から徒歩15分
西鉄バス「手光」バス停から徒歩8分。
会費 1500円(当日払い)


申し込み方法
1 氏名(フリガナも)(あればハンドル名)
2 住所 市町村、字名まで (例として福岡市東区香椎、春日市春日)
   (番地は不要です)
3 メールのタイトルに歴史カフェ721希望と記入。
申し込みは
himorogi888@yahoo.co.jp
(ドコモの方は当方からの返事が届かない場合があります。気にせずにご来場ください)

なお、『神功皇后伝承を歩く』(上下)を購入希望の方はその旨書いてください。
当日お持ちします。

福間中央公民館 
所在地: 福岡県福津市手光2222
電話: 0940-43-2100(ナビ用です)
交通アクセスはJR福間駅から徒歩15分
西鉄バス「手光」バス停から徒歩8分です。






 
 




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by lunabura | 2019-07-19 21:23 | 歴史カフェ | Comments(0)

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25