ひもろぎ逍遥

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16回バスハイク 行ってきました



16回バスハイク 行ってきました

今日は天候に恵まれて秋のバスハイクを満喫してきました。







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おしゃれな古墳は小正(おばさ)西古墳です。
大分八幡宮から曩祖八幡宮に行く途中にありました。

飯塚市の小高い丘のピークにある古墳です。
一つの墳丘に二つの石室があり、巫女の埴輪が出ました。
まりこふんさんが一押しの巫女です。







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こちらは撃鼓神社(上巻15)です。
二度目の参拝になります。時間が違うと表情も違います。
神功皇后も二度来ています。

最近は皆さん、聖地の気をゆっくりと堪能される様子で、
その姿が素敵です。



20181018


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# by lunabura | 2018-10-18 20:33 | バスハイク | Comments(0)

明日はバスハイクです 神功皇后16回目となります



明日はバスハイクです 

神功皇后16回目となります



明日は神功皇后の足跡を辿るバスハイクで、16回目となります。
案内が遅れましたが、皆さんが自分で行かれる時のナビとして記しておきますね。


神功皇后の足跡をたどる  
第16回 飯塚・田川・みやこ
豊浦宮帰還 応神天皇と共に

2018年10月18日(木)   案内 綾杉るな

神功皇后は応神天皇を出産した後、下関の豊浦宮に帰還するため、
ショウケ越えをして飯塚に向かいます。

大分八幡宮では軍隊を解散し、曩祖八幡宮で別れの宴を催しました。

撃鼓神社に再び出向いて乳の出が良くなるように祈り、
綱分八幡宮では出産の時の綱を奉納し、
日若神社では皇子の健やかな成長を祈ったと伝えています。

位登八幡宮に滞在しますが、近くには
皇子が即位したという伝承を秘めた帝階八幡神社があります。

半年経つと再び行軍をし、風治八幡神社では嵐に遭いました。

生立八幡神社では皇子が皇后の膝に手をついて初めて立ったと伝えます。

これらの神社と、小正古墳や沖出古墳などを見学しましょう。


① 大分八幡宮 下84 飯塚市大分 神功皇后は軍隊を解散した
② 小正西古墳公園 飯塚市小正

③ 曩祖八幡宮下85 飯塚市宮町 神功皇后は将士たちと別れの宴を催した
④ 撃鼓神社 上15 飯塚市中   神功皇后が授乳の祈願をした

⑤ 綱分八幡宮 下86 飯塚市綱分 神功皇后は金工に宝剣を造らせて祭祀した
⑥ 日若神社 下87 飯塚市多田   神功皇后はミソギをして皇子の将来を祈った

⑦ 位登八幡神社 下88 田川市  神功皇后は皇子と共に半年滞在した
⑧ 帝階八幡神社(大石神社に合祀)下88 田川郡川崎町 応神天皇が即位したか?

⑨ 風治八幡宮 下89 田川市魚町 神功皇后は嵐が止むように祈った
⑩ 生立八幡神社 下90 京都郡みやこ町 皇子が皇后の膝に手をかけて立ち上がった 

⑪ 沖出古墳 嘉麻市漆生



以前、行けなかった所も二か所、リベンジ編をやります。

飯塚や田川は歴史が古く、今回二度目ですが、まだまだ案内したい所があります。
特に応神天皇が田川で即位した可能性が高く、重要な所を回ってきます。




20181017




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# by lunabura | 2018-10-17 23:05 | バスハイク | Comments(0)

ワダツミ28 海と陸



 ワダツミ28  
海と陸

 
  
 

庸の話が一段落したところで、私が質問をした。

「ここにいるアリサとはどんな関係ですか」
そう尋ねると、庸はニコリとして、
「分かりませぬか。姉上は分かっているではありませんか」
と姉に言うと、和葉は「豊玉姫」と言った。

庸はこちらに向いて、
「あの方が豊玉姫ではありませぬか。
門が閉まる前に姉は豊玉姫にウガヤを戻しました。
それから海と陸の門が閉まりました。
皆さんが集まったお蔭でワダツミの神の怒りが鎮まりました。
またやり直しなんです。
本当に目指したものをこれから…。
海と陸と空が一つに…。
やり直しなんです。
少しお役に立てたことで、ワダツミの神や豊玉姫にお返しすることができました」


「海と陸の戦いとは何ですか?」
「あの頃、海が急に荒れたり、台風が来るとワダツミの神のせいにしました。
その頃は地震なども多く、それも全てワダツミの神のせいだと。
恩恵を受けていることを忘れ、人々はワダツミの神を封印しようと動き出しました。
ワダツミの神がいた頃は魚をむやみに獲らせませんでした。
波を起こし、船を出させず、魚を守っていました。

人々はワダツミの神の力が弱まるように、
アヅミの者をすべて陸に上げようと一計を案じました。

さすれば、ワダツミの神を封印すれば、海は静かになる、と。

ワダツミの神の威力はとても強く、援護するアヅミの力も大きかったのです。
そこで考えたのが、アヅミの者たちと仲良くなるため、一人、一組と陸地に上げていこうと、海と陸の婚姻を持ちかけてきました。

豊玉姫の結婚もその一つでした。
ワダツミの神は反対していましたが、豊玉姫は陸地に上がりました。
ただ、豊玉姫は男性を知らなかった。
海と違う匂いのする陸地の者にどんどん惹かれていって…。

大事に育てられ、初心でかわいい豊玉姫は人を疑うことを知らず、
陸に行くことになりました。

私は豊玉姫と共に陸地に上がりました。
ワダツミの神は私に豊玉姫のそばを片時も離れるなと命じました。

なかなか子が生まれませんでした。
陸の者は豊玉姫の子を望みましたが、子は出来ません。
急かされ困った豊玉姫が私に懇願しました。
これが私の最後の物語です」

菊如がねぎらった。
「よく話していただきました。他の姉妹はどうしたのですか?」
「皆ばらばらに陸地に上がりました。
そもそも巫女の力は絶大ですから、それぞれ請われて。

このように出会えたということは、また始まるとういうこと。
やり直せるということ」

「今日は会えて良かったですね」
「これで一つ罪が楽になります」
と庸は言うと崋山から離れて行った。

結願が終わった後、崋山が語った。

本来の玉依の血とアヅミとはまた違う。
豊玉姫は純血。
玉依の一族は人の血が入っている。
だから陸の人と子ができた。

和葉は山に入ってすぐワダツミに首を斬られ、ウガヤは海に連れ帰られた。
庸は自分の死後のことなので、それを知らなかった。
庸は辛子色の衣を着ていた。

豊玉姫は常に一人だけいる、
玉依は一世代に七人。 
豊玉姫と玉依は姉妹のように育つ。
玉依の中でも庸は豊玉姫と歳が近く、近しかった。
それで陸との婚姻にも付いていくように言われた。

庸の言葉を語りながら、崋山自身はそれを見ているという。


さて、のちに、現実界で鈴音に会った時、こんな話をしてくれた。

浜辺に立って海に向かい、鈴を鳴らしていたことを覚えていると。

こうして、ワダツミと言霊を交わしていたのかもしれない。


不思議な異世界のおはなし。
異世界の住人といえど、心を開くまでは真実を語らない。

それは庸もしかり。
志登での豊玉姫もしかり。


これからは心して耳を傾けようと思う。



20181016



異世界小説 


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# by lunabura | 2018-10-16 22:05 | 「ワダツミ」 | Comments(0)

ワダツミ27 和葉 玉依 ウガヤを預かる



 ワダツミ27  

和葉 玉依 

ウガヤを預かる

 
  
 
封印されていた秘密を語った庸(よう)に、菊如は尋ねた。
「この中にお姉さまはおられますか?」
「おります」

「どの方でしょうか?」
庸は琴音(ことね)を指した。
琴音も既に自分の事だと分かっていた。
そのまま立ち上がって鈴音の側に行き、手を取り合って寄り添った。

菊如は庸に尋ねた。
「お姉さまのお名前は何とおっしゃるんですか?」
「姉の名は和葉(わよう)といいます」
そう言うと、鈴音は泣き崩れた。
そしてあふれる感情のまま、泣きながら謝った。

「私の我儘で全てを台無しにしてしまいました。
豊玉姫を傷付けてしまいました。
姉上の未来を壊してしまいました。

本当に申し訳なく思うております。
姉上の未来を台無しにして、申し訳なく思うております。

姉上はあの後、私を砂に埋め、ウガヤを抱きかかえ、暗い山の中に走り去りました。

姉上はそれから人目を避け、ウガヤを守ろうとしましたが、海ではなく、人間たちに捕えられました。

ワダツミの神は怒り、そして気付いてしまったのです。
豊玉姫の子ではないと。

それから海と陸の門を閉じました。

そして姉上も海には帰れず、でも陸の人間とも違う、そういう生き方になりました。
すべて私の我儘のせいで…」
庸は泣いて泣いて泣きながら謝り続けた。

「母心やもんね」
と菊如はやさしく慰めた。

そして尋ねた。
「お姉さまは知っていたのですか」
「姉上は全部知っていました。ただこれは人に言われると大変なことに。
私たちが考えても、結局のところ戦は起こってしまいました」

「長いから幸せでもなく、その時、一生懸命生きた事が大切ですよ。
素晴らしい人に生まれ変わっていますよ。」
と、菊如は諭すが、庸は泣き止まない。
「すべてをひっくり返してしまいました」
と嘆く。

「恵まれた人生がいいとは限らないのです。
何回も生まれ変わっています。
色々な経験をなさって、現世で素晴らしい方になっていらっしゃる。

あなたは世の中に貢献していらっしゃいます。
ウガヤの生まれ変わりは良い子に育っていますよ。

結果が良ければ良いのです。
今日、会えて良かったですね」

これを聞いて庸も少し心が晴れたようだった。
「これが私の罪、それを明らかにする事、それが条件でした。

ワダツミの怒りはおさまり、新しい時代に入っていきます。
私がこれを話すこと…。

私は姉上に謝りたかった、もうそれだけです。
私は罪を償いました」

「ウガヤの生まれ変わりに霊力があるのは何故ですか」
「もともと玉依の一族。巫女みたいなもんですから」
ウガヤの生まれ変わりの白皇は菊如たちと行動するうちに霊力を目覚めさせ始めていた。

ワダツミの神の直系ではない事が明らかになったが、玉依の一族も霊力が高い集団なので、その力を受け継いでいるという。

「ウガヤに伝えたい事はありますか?」
「私の我儘でこういう形になってしまいましたが、私の子としてより、豊玉姫の子として生きた方が幸せだったと思います…。
豊玉姫の子ならワダツミの孫。
それを何度も考える日々でございます」

「どっちが良かったかなんてわからないですよ。
あなた無くして生まれた子ではないのですから。

ところで、今ここに、関係する人々が集まっているのは何故でしょうか?」
「重要だから海の者たちが集まっているのです」



庸は海から打ち上げられたが、そこには姉の和葉が待っていた。
そして子を預かり、庸の亡骸を埋め、山に入っていった。
その後、人間に見つかってしまったという。

一方ワダツミの神はウガヤが豊玉姫の子ではないことを知った。

そののち海と陸の門が閉じられたという。

この物語の場所は志賀島の勝馬(かつま)。
勝馬には沖津宮と仲津宮と表津宮の三社が海を囲んで建っている。

その海の近くに洞窟があり、神々はそこから時々この海に姿を現すことから、神遊瀬とも呼ばれた。

その浜にワダツミの神の陸地の神殿があったと、崋山は語った。



20181015

『神功皇后伝承を歩く』下巻71志賀海神社



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# by lunabura | 2018-10-15 20:50 | 「ワダツミ」 | Comments(0)

ワダツミ26 庸2 秘められたウガヤの出生



 ワダツミ26  

庸2 

秘められたウガヤの出生

 
  
 
2018年6月2日 。私たちは再び集まって結願をした。
竜宮祭から一月経っていた。

菊如は宙から庸(よう)のカケラの一部を取り出し、崋山の額に入れた。

すぐに庸が現れた。

菊如はきさくに語り掛けた。
「庸さんお久しぶりです。あれから足は良いですか?」
庸はなかなか答えない。首を振り、うつむいて右手で畳をかく。

「どうされました?」
しゃべれないでいた。

「舌がないのね」
菊如は倶利伽羅龍王の術で舌を戻し、聖水を飲ませた。

すると庸は話せるようになって、
「私が姉に渡した子はウガヤではございません」
と言った。

庸の話はその死の直前から始まった。
庸は瀕死の状態で子を姉に託したのだ。

「その子は誰の子?」
「姉にウガヤとして渡したのは私の子です」

「あなたの子をどうして?
豊玉姫様と山幸彦様のお話ではない?
庸さんと山幸彦さんのお話?」

「豊玉姫には子がいたのですか?」
庸はうなずいたが、菊如は真実を見抜いた。「本当は庸さんのお子様…?」
庸はたまらず、うなずいてしまった。

「ご心配されないでください、過ちなどは誰にもあることです」
そう言って慰めると、菊如は白皇を指して、
「ここにいるのは本当のウガヤですか?」
と確認した。
「そうです」

「あなたの子ですか?」
「そうです」
庸はしっかりと答えた。

「どうしてそのようにしてしまわれたのですか?」
「…。話します」

菊如の前では嘘をつき通せないと観念したのだろう。
庸は真実を語り始めた。


「実は豊玉姫には子はいません」
皆が驚き、息を呑んだ。

そして、私は質問をした。

「どういうことか良く分かりませんが」
「豊玉姫には子はいません。
海と陸を結ぶには、どうしても豊玉姫とあの方の御子が必要で…。

でも、豊玉姫には子ができませんでした。

それで豊玉姫は
『私の代わりに子を生んで、その子を身代わりに。
その代わりにあなたのことを血を分けた姉妹としましょう。未来永劫』
と言われたのです」


「それでは本当のウガヤは?」
「本当のウガヤは、豊玉姫の子ですが、私が生んだ子です」

「あなたの子に違いないのですね」
「はい。豊玉姫の子ではありません。
そのことを言ってはならぬ、と私は舌を切られました。
他言してはいけないと。
そうしないと、また海と陸の戦が始まると…」

「豊玉姫と山幸彦は結婚し、あなたの子を養子にしたということですか。
豊玉姫と山幸彦の結びはあったのですか?」

「ありました。
豊玉姫は一人ぼっちでした。子が出来ぬから。
人間たちと交わることができず…。

海の者は子が出来ずとも気にしませんが、陸の者は違っていました。
それでは海とこの地は永遠に戦い続けなければならない。
ずっと、せかされ、追い詰められました」

「豊玉姫があなたに頼んだのですか」
「はい。豊玉姫が私に頼みました。
『この国、我らの海を守るため、そなたの力を貸してくれないか』と。

私は生まれてからずっと豊玉姫と一緒でした。
豊玉姫の苦しみも分かりました。

でも、山幸彦様はこの事を知りません。

子が生まれる半年前から、豊玉姫は山幸彦様に逢っておりません。
お腹が大きくなると共に、豊玉姫のお腹も布で大きくしていきました」

懐妊したように見せかけることは出来ようが、男女の契りはどうしたのだ。
豊玉姫の寝所に庸がいて、山幸彦が気づかなかったというのか。
敢えてそこを尋ねることにした。

「でも、契りはどうされたのですか?」
「暗闇ではわかりませぬ」

そうか。
現代の夜と古代の闇ではその差は大きいのかもしれないが…。

庸が続けた。
「豊玉姫も私もこの国の為の事でした。
ただ、山幸彦様のことは私も嫌いではありませんでした。

これは誰にも話してはならぬと言われ…。

ただ自分の子を自分で育てたかった、それだけでした。
それは許されぬことでした。
私が連れ去らなければウガヤにはまた違った未来があったと考えます…」

誰にも話せぬように舌を切られても、庸は我が子を胸に抱ければそれでよかった。
しかし三日育てると情愛は極まり、手放せなくなってしまい、
我が子として育てたくなった。

四日目に竜宮から子を抱いて逃げ、陸に向かい、
途中でサメに足を喰われ、浜に打ち上げられた。
姉に子を預けて亡くなってしまった。

「だから、この前は話せなかったですね。それを」
菊如は言った。




20181014


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# by lunabura | 2018-10-14 20:05 | 「ワダツミ」 | Comments(0)
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綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25


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