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ひもろぎ逍遥

カテゴリ:「脇巫女」( 79 )

脇巫女53 サヨリ姫と脇巫女と


脇巫女53

サヨリ姫と脇巫女と


さて、前回、サンジカネモチはヤマトタケルを襲撃し、
タケルは絶命。
側近たちによって埋葬され、側近も自害した。

が、第二代目のヤマトタケルが発動し、
見かけ上は何も変化が無い状況となっていた。

サンジカネモチはヤマトタケルを襲撃する前に、
自分たちの姫であるミヤズ姫を「ふるべもののべ」に預けていた。

そして、六嶽の姫であるサヨリ姫を奪って熱田に連れてきていた。

星読の記録の続きを読んでいこう。
「熱田もののふ」とはサンジカネモチのことだ。
サンジカネモチはサヨリ姫を守る為に、戻ってきた。

◇◇ ◇

「熱田もののべ」が守らなければならないもうひとりの姫がいた
それが「六嶽」から「熱田」にお移しした「サヨリ姫」だった

しかし、「六嶽の姫」は同行しようとなさらず、この地に留まると言われた


「熱田もののふ」は「二度と戦いには行かない」と言い、
その証に「三折の剣」を差し出すも、姫は聞き入れてくれなかった

悩んだ「熱田もののふ」は
ヤマトタケル側の攻撃を阻止する為
「熱田」と「六嶽」を守る為
「熱田もののふ」の命よりも大切な「六嶽の姫」の命を奪ったと
デマを流した

さらに「熱田もののふ」は「六嶽の姫」の埋葬を剣岳の正面の段丘で行なった
このとき、石棺に遺体を入れなければならなかった
・・・身代わり・・・
「熱田もののふ」は口には出来ない

一人の脇巫女が自ら身代わりになることを申し出た

その脇巫女を石棺に納め
地中に埋葬した・・・生きたまま・・・

このとき「熱田もののふ」は
自分の考えを「熱田」のモノノベたちに告げずに戦いを始めたことを心で詫び、
ヤマトタケルの軍勢がこのまま去ってくれることを願った

一部始終を見ていたヤマトタケルの軍勢が
「このようなことをしてまでも守りたいのか、
ならば、このまま先に進もうか」
と考えたのを、「熱田もののふ」は知らなかった

“悲劇の序章”・・・“見なければよかった”・・・“聞かなければよかった”

なんと、剣岳にはヤマトタケルと呼ばれている無傷の武将がいた
第二代目だった


◇◇ ◇
六嶽の姫を熱田に連れてくることに何のメリットがあったのだろうか。
また、その姫を殺すことに、どんな戦術が込められているのか。
正直、私には分からない。

ここは星読の解説を是非ともコメント欄に入れてほしい。

六嶽の姫、サヨリ姫の見せかけの葬儀。
それが、あの「鷹の口おだ山」だったのか?






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by lunabura | 2016-04-12 21:32 | 「脇巫女」 | Comments(4)

それぞれの神


それぞれの神


サヨリ姫

ミヤズ姫

イチキシマ姫

タギツ姫

タゴリ姫

セオリツ姫


ヤマトタケル



数日間のコメントで、皆さんの心の中に


それぞれの神が住まわれているのを知りました。



言葉にならぬ深い祈りの思い。



よく伝わってきます。


星読の心の奥から生み出される不可思議な世界

「脇巫女」

そのページを開くと、その神々が肉体をまとい、息づいている。

ほんのひと時だけど、

その神々が己が心の中に息づく。

心から敬愛する神とのひと時。

どれほど恋い焦がれたか。





しかし、この後、あなたは様々な感情に触れなければならない。

悲しみや憎しみ、恐れ、絶望。怒り。嫉妬。

それは何度もの転生の中で魂が受けた心の傷だ。


魂の心の傷は表現を求めて、言葉を作り出す。

言葉が生まれたら、一歩踏みとどまって振り返ろう。


己が言葉を。




すべての言葉は宇宙を創造している。

己が言葉は良き未来を創り出しているだろうか。



己が言葉の生み出したものを見届けよう。

愛があふれる世界を創造しているだろうか。



あなたも神そのものだ。

あなたの言葉は宇宙を創り出している。


あなたの中の神は何を求めているだろうか。

光り輝く自分自身の姿を見つけてもらいたいのだ。




光体の自分自身。



今世紀の私たちの挑戦は、光り輝く自分自身に出会うこと。



そうは思わないかい?





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by lunabura | 2016-03-21 21:28 | 「脇巫女」 | Comments(7)

会計




今日は講演会を聞きに行ってきました。
菜の花が真っ盛りです。

昨日から沢山のコメントありがとうございます。

人それぞれ意見がありますし、
表現の自由が保障されています。
何人も私の文章を検閲することはできません。

日本は本当にありがたい国ですね。


さて、昨年から町内会の会計を預かっていまして、いよいよ年度末。
一昨日はエクセルのプロに習いに行ったりして、数字と格闘しています。

で、コメント、いっぱい頂いていますが、お返事しません。

報告書
が出来上がったら、また「脇巫女」再開します。



これはファンタジーとかエンターテイメントの部類に属する「小説」ですから、
真実と勘違いしないでくださいね(^_-)-☆



読者の方、謀られませぬよう。

謀られたら、私の勝ちです^^






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by lunabura | 2016-03-20 20:05 | 「脇巫女」 | Comments(7)

脇巫女52 第一代ヤマトタケル


脇巫女52

 第一代ヤマトタケル


前回の続きだ。

◇◇ ◇
一方、深手を負ったヤマトタケルには傍の者五人が従った
ヤマトタケルは腹部に深手を負い、瀕死の状態で「泉水」までたどり着いたとき
のどの渇きに耐えかねて一口水を口にする
その水は赤くにごった水
この地の者は知っていた・・・水銀の混じった水・・・決して口にはしない水

「新延」(にのぶ)まで来たヤマトタケルは苦しさのあまり、
自らの鎧を取るように命じる

鎧が見つかることを恐れて隠した・・・その地は「鎧塚」

この「新延」で岩にもたれ息を引き取ったヤマトタケル

そのことを悟られまいとして一行が向かったのは剣岳
ヤマトタケルに従う者たちの地

五人はヤマトタケルを剣岳の麓に埋葬し
近くの木の枝を折り、それぞれ山頂に向け植えていった

そこは、以前「菊如」さんが見えない大きな鳥居を見たところだった

五人はヤマトタケルを埋葬した麓に再び戻り
ヤマトタケルを中心に五角形の位置に座り、永遠の秘密が暴かれぬよう願い
その場で自害した
◇◇◇

菊如が見た「見えない大きな鳥居」について尋ねた。
二人はその後、この話を検証するために各地を探査したが、
その時、菊如が剣岳の麓で現存しない鳥居を見たという。

石碑があったので人に尋ねると、疫病を防ぐ神として祀られているという。
そこがヤマトタケルの埋葬地の推定地となった。

何故、側近の五人は自害したのか。
自害の必要があるのか、と尋ねると、思いがけない話を聞いた。

王たる人物には影武者的な跡継ぎが決められていて、
王が亡くなっても、すぐに代わりの者が動けるような仕組みがあったという。

ヤマトタケルの場合も第二代、第三代が決められ、側近も組織化されていたため、
第一代ヤマトタケルが死ぬと、第二代が取って代わり、
外見では何ら変化が分からぬようになっていたという。

このため、第一代の側近たちは戻る場所が無くなってしまい、
自害の道を選んだと言う。

木を植えたのは挿し木によって道しるべを作ろうとしたのだろうか。
もし上手く根付けば、山頂の木と同じ木を探しながら降りてくると、
埋葬地に辿り着くということになるのかもしれない。
この件は、また確認しよう。

こうして、第一代目のヤマトタケルは死んだが、
ただちに第二代目のヤマトタケルが指揮を執るようになった。

これをサンジカネモチは知らなかった。







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by lunabura | 2016-03-19 20:33 | 「脇巫女」 | Comments(13)

脇巫女51  熱田の「もののふ」


脇巫女51

 熱田の「もののふ」


星読が前回までの内容をまとめてくれた。
登場する「熱田もののふ」とは星読のことだ。
ミヤズ姫は「熱田」の姫で、サヨリ姫は「六嶽」の姫だった。

◇◇◇
<2016年2月27日> 熱田の「もののふ」

これは、熱田の「もののふ」の夢物語

2月22日と24日の二日にわたり
「菊如」さんと「崋山」さんが祈り、
見えない者たちと行った会話に同席した
「星読」が聞き、感じたことをまとめたもの
この時、多くの方々が現れたので「星読」の言葉で表現したもの

この地は「モノノベ」たちが創り、守ってきた地
その地に、海を越えて外の者たちが奪いに押し寄せて来ていた

外敵を打ち払うための武力集団「熱田」
民と土地を耕し、民と共に暮らす「新北」

これらに力添えする「古物」
ほかの多くの「モノノベ」たち
「六嶽」に従うものたち

ともに協力し合い、この地を守り、暮らしていた

この地の神聖なる山「六ケ岳」
そこより採れる鉱石
特に「黒だま」は貴重なものであった
重くて強靭な鉱石

六嶽の「たたらの者たち」は「黒だま」を製錬する技術を持っていた
「黒だま」から造られる農耕具や武器はこの地の宝

その宝を狙う外なる者たちを「熱田」と「新北」のモノノベたちは
絶妙な連携で敵から守り続けていた


あのヤマトタケルが現れるまでは・・・・

ヤマトタケルは「ひとつの国」になろうと持ちかけてきた者
だが・・・

「モノノベ」たちの意見は割れた
ともに協力してきた者たちの意見が割れた
ヤマトタケルが内なる者か、外なる者か

いや、内なる者か、外なる者かが問題ではない
われらが築き、守ってきたこの地を奪いに来たことに違いないではないか!!

引かない「熱田」
ヤマトタケル側についた「宗像」が説得

ヤマトタケル側は忠義の証として大切なもの(姫)を差し出せと迫る

引かない「熱田」
説得する「宗像」

国をひとつにするためだ

引かない「熱田」
説得する「宗像」

姫を差し出せ?
「熱田」と「新北」が姫を差し出すことは国を手放すこと
この地を手放すこと・・この地はわれらが守ってきた地・・他のものには渡せない地

われらの姫
幼き頃より活発で
野を駆け、海にもぐり、われらと戯れる背中に「ほくろ」がある元気な姫
姫の名は・・・「ミヤズ姫」

姫は渡せない・・・断じて出来ない

「熱田」の一人の「もののふ」がヤマトタケルを討ち取ることを決意する

この地を守るために・・・
「新北」と「熱田」「ふるべ」は固い絆で結ばれている
ともに聖地「六ケ岳」を守ってきた者たち
「古物」(ふるべもののべ)の地にまずは「ミヤズ姫」を移した

その「熱田」が分裂した
「熱田」は「六嶽」の姫を「熱田」にさらった。
「六嶽」の姫
姫の名は「サヨリ姫」・・・後の名を「イチキシマ姫」
壱岐の津から来た「姫」
「星読みの民」の姫巫女

「サヨリ姫」は
「黒だま」は農耕具を造るために神が授けたもの
武器を造るものではない・・・いつも言っていた心優しき姫

「熱田もののふ」は数人の伴と共にヤマトタケルを討ちに戦いへ

多くの敵を倒し、ヤマトタケルの前に立ちふさがる「熱田もののふ」
手にするは「黒だま」より造りし強靭な十握(とつか)の剣「三折(みつおれ)の剣」
左利きの「熱田もののふ」の力強き一撃がヤマトタケルの鎧を貫く
確かなる手ごたえ・・・
あろう事がヤマトタケルは自らの剣を落としてしまう
この時とばかりに「熱田もののふ」は大声で
「ヤマトタケルはもののふにあらず」と叫んだ

その叫びにひるむヤマトタケルの軍勢

すかさず剣を拾い上げる「熱田もののふ」

「熱田もののふ」は仲間に引き上げの合図を出した
幾人かのものたちが合図に従う
しかし、微動だにしない仲間がいた
声が届かないのか・・・
「熱田もののふ」は気付いた
その者たちは既に命を落としていると
・・・その姿は両の足で大地をつかみ
剣を構え
鋭い眼で敵を威嚇していた

この者たちに守られ「熱田もののふ」は「熱田」に戻る
このとき、ヤマトタケルの死を確かめなかったことが後の戦いへと繋がる

◇◇◇

鞍手には複数の物部がいた。
新北物部は農耕もする氏族。
熱田物部は武装集団だ。

「熱田」の長が「熱田もののふ」で、名を物部サンジカネモチという。
この熱田の姫はミヤズ姫という。

ふるべ物部は最大勢力だった。
これらの聖山は六ケ岳という。

その遥拝所として六嶽神社があり、近くに「たたら」という地名が残っている。
六嶽の姫はサヨリ姫で「星読みの民」の脇巫女でもあるという。


ヤマトタケルを討つ決心をしたサンジカネモチは
みやず姫を「古物」に預け、「六嶽」のサヨリ姫を奪って「熱田」にかくまった。

そうして、ヤマトタケルを襲撃する。
サンジカネモチは十握剣(とつかのつるぎ)である「三折の剣」
(みつおれのつるぎ)を持ち、ヤマトタケルに深手を負わせた。

ヤマトタケルは、持っていた草薙剣を落とす。
サンジカネモチはその草薙剣を奪い、両の手に剣を持って凱旋した。

三折の剣は刃が波打つような形をしていたという。
「黒だま」で造った剣なので、どれよりも強靭だった。



話は少しずつ肉付けが進み、内容が詳しくなっていく。





古物神社



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by lunabura | 2016-03-18 20:31 | 「脇巫女」 | Comments(14)

脇巫女50 古代の鉄に思うこと


脇巫女50

古代の鉄に思うこと


古代の鞍手に物部たちが入植した目的は黒玉にあったというが、
それがどんな鉱物か、いろんなアドバイスをいただいた。

崋山から
「色々な鉱物を混ぜ合わせ最終的に黒くなったものの感じです。
私が見たものは黒くて艶があり、ラメみたいなヒカリモノが所々散らばって、
その大きさは様々。」
とコメントがあったことから、鉄鉱石ではないかと考えた。

古代日本で鉄鉱石を製錬した可能性は、考古学では決して認められないだろう。
隕鉄もスズ鉄の話も受け入れられない、というか話題にも上らない。

ただ、多くの人は学校で青銅器時代の後に鉄器時代が来たと習ったために
それが刷り込みになっているが、
日本に入って来た時には青銅器と鉄器はほぼ同時だったというのが
今の定説となっている。

鉄の武器は紀元前一世紀頃に入って来ていて、あっという間に広がったようだが、
それ以前に入って来た鉄製品は日用品だったのだろう。

例えば、高度な青銅の剣や鏡があるいはガラス製品が造られる時、
それを扱う道具に木の枝の棒のイラストとかを見かけるが、考えられない。

燃えるし、折れて落としてしまったら終わりだ。

紀元200年頃の平原遺跡の溝には鉄の斧や小刀、砥石などが奉納されている。

さらにそれより300年前の三雲南小路遺跡の溝には
水銀朱のついた杵が出土し、それを使った祭祀の痕跡が指摘されている。

これらを精製するための道具は鉄や銅だったのだと考えた方がよいのではないか。

砂鉄の精錬に関しては弥生時代に熊本では既に行われているが、全く無視されている。

以上、私は素人ではあるが、これまで各地で見聞したことのメモとして残しておこう。

そして、今日はテーブルを片づけていたら、
テレビを見ながらメモした紙が出て来た。何というタイミングだ。

アナトリア BC2300年 鉄
ヒッタイト BC15世紀 隕鉄
カマン・カレホユック遺跡 4200年前 鉄鉱石 鋳型

と書いていた。

アイスマン 紀元前3300年頃 99・7%の純銅の斧

古代社会の鉱物の製錬技術の高度さに関しては
もっと謙虚に知ろうとして良いだろう。

その技術が一部、日本に入って来て、絶えたことも考えてよいのではないか。

あまりに特殊技術なため、技術者が一酸化中毒などでやられたら、
もう次世代には残らない。

榊で祓う動作は、その毒ガスを払う所作の名残だということを真鍋は書いている。

現代人は自分が知らないと、すぐ否定しようとする傾向が強いことをよく感じる。
日本の古代鉄に関しては、まだ研究さえ始まっていないように思えるこの頃である。





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by lunabura | 2016-03-17 22:34 | 「脇巫女」 | Comments(4)

脇巫女49 星読の名前が明かされる


脇巫女49

星読の名前が明かされる


ようやく第一回目のセッションの記録を写し終えた。
このセッションのことを菊如たちは「結願」(けちがん)と称している。

それから二日後に第二回目があり、私も呼ばれて参加したのだが、
そのあらすじは既に脇巫女43に書いている。
記録しながら何が起こっているのか、分からなかったが、
とりあえず記録した。

同じ内容を星読の記録で読んでいくが、
読者はまるで別の内容のように思うかもしれない。

◇◇◇
<2016年3月3日>星読の名前が明かされる

今日は2月24日・・・
(略)
夕方、るなさんと菊如さんの所へお伺いすることになった

るなさんと二人で見守る中、菊如さんと崋山さんの結願が始まった
(略)
つぎにお見えになったのは「モノノベ」だ
この方も怒っておられる

でも、つぎの瞬間、雰囲気が変わった
「モノノベ」の方は入れ替わった

この方は落ち着いて語り始めた

九州は今の形ではなく島が点在していた
この地は大陸から狙われていること
新羅・百済など朝鮮半島や中国の名を挙げられ
また、他の渡来人のこと
古い時代に渡来した者たちと、この地に住んでいた者たちが
力を合わせ、築き上げた大切なこの地・・・誰にも渡せない「この地」

この地が狙われている訳を語り始めた

この方が懐から何かを取り出した
菊如さんに手を出すように促す
手を出す菊如さん
・・・重い・・・すごく重い・・・小さいがすごく重い
菊如さんの手が畳に押し下げられる・・手が上がらない
「何ですか?これ」と菊如さん
「モノノベ」は答える
「これをわれらは黒玉と呼んでいる
これから武器や農耕具を造っておる」

黒玉から造られる武器は強靭なものだという

黒くて重い鉱石・・・なんだろう?
頭によぎったのはタングステン・・・知識がない

「お返しいたします」と菊如さん・・重くてたまらん!!

いくつかの話題の後「モノノベ」の話題となった

その中で「熱田」(あつた)の話題となったとき
その方は「星読」をみつめ
「熱田の上には、この者が居る」と言った
・・・「上」って何?

それから話題はヤマトタケルに関するものとなった
しかし、この方はヤマトタケルが死んだことを知らなかった

星読は思い切って尋ねてみた

「熱田もののふ」がヤマトタケルの軍勢に攻め込んだことはご存知か

するとその方は星読をみつめて「お主が一番知っておろう」と言った

・・・やはりヤマトタケルの軍勢に戦いを挑み、命を奪ったのは俺なのか
   認めるしかない
   受け止めるしかない
星読は尋ねた
「名前は?ヤマトタケルに戦いを挑んだ『熱田もののふ』の名前は?
ご存知であれば教えていただきたい」
「サンジカネモチ」
その方はそう答えた

・・・自分の名がワカッタ!!!

星読は・・・このあとの会話は良く覚えていない・・・

◇◇◇
「この方」の名前が分からなかったので
脇巫女43では物部某(なにがし)として書いた。

物部某は物部氏が鞍手を開発した理由を
「黒だま」という鉱物があったからだと教えてくれた。

これを聞いて、石炭か、水銀か?とあれこれと尋ねたが
現代語で何というのか、最後まで分からなかった。

前回、「ヤマトタケルを殺したのは星読だ」と香月物部に言われたが、
物部某はヤマトタケルが死んだことも知らなかった。

しかし、熱田モノノフがヤマトタケルを襲撃したことは知っていた。
熱田モノノフこそ、星読のことだ。

そこで、星読は一計を案じ、その熱田モノノフの名前を尋ねてみた
すると「サンジカネモチ」と答えた。

こうして、星読の名は物部サンジカネモチと言い、
ヤマトタケルを殺した人物だと分かった。

サンジカネモチは熱田物部の頂点に居る人物だった。






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by lunabura | 2016-03-14 22:02 | 「脇巫女」 | Comments(19)

脇巫女48イチキシマ姫 サヨリ姫


脇巫女48

  イチキシマ姫 サヨリ姫

菊如と崋山のセッションの続きを書こう。
前回、「香月物部」(かつきもののべ)が去ったあとの話だ。
セッションでは誰が出てくるか分からない。
この時は、イチキシマ姫が現れたという。

◇◇ ◇
崋山さんが片手を胸に当て、もう一方の手でその手を包み込んでいた
するとそれを見ていた菊如さんがびっくりして後ずさった
「崋山さんの胸元から紫色の光が見えた」と言いながら

・・・誰かがおいでになるのか
星読は心でつぶやいた

今までの雰囲気とは違う崋山さん
・・・誰だろう?

菊如さんが名前を尋ねた
その方は「サヨリ姫」と名乗り、続けて「イチキシマ姫」と言った

俺は昼間の菊如さんからのメールを思い出した
それは「星読に係わる霊体が来た」という内容だった
その中に「しなやかな気品のある女性」とあった

星読に係わる「しなやかな気品のある女性」がイチキシマ姫
嬉しかった・・・やっと逢えた・・・なつかしい感覚・・・

菊如さんは「今どちらに居られるのか」と尋ねた
イチキシマ姫は「熱田」に居ると答えられた

菊如さんは「沖ノ島に封印されているのはセオリツ姫か」と尋ねた
イチキシマ姫はうなずいた

菊如さんが「あなたが姫大神か」と尋ねると
イチキシマ姫は首を横にふった

菊如さんが「ヒミコなのか」と尋ねると
「姫大神はヒミコ」と答えた

菊如さんが「姫は殺されたのか」と尋ねると
イチキシマ姫は答えない

菊如さんが「姫は封印されたのか」と尋ねると
イチキシマ姫は「誰もわらわを封印など出来ない」と答えられた

菊如さんが「なぜ熱田に居られるのか」と尋ねると
イチキシマ姫が語り始めた
「武器を造るのではなく、農耕具を造るために使用するのだ
この地は農耕に適した地、肥沃な地
だからここに居る
わらわの分御魂(わけみたま)はいろんなところに居るぞ」

イチキシマ姫はお帰りになった

◇◇ ◇
さて、ヤマトタケルの伝承と並行して
イチキシマ姫の伝承が鞍手町にはある。

イチキシマ姫というより、三女神の降臨地という伝承だ。
六ケ岳(むつがたけ)が三女神の降臨地だが、
この伝承がどうやって生まれたのかは分かっていない。

が、宗像三女神の発祥がこの地だったのは間違いない。

これまでに物部が語った中に、
鞍手には「黒玉」という鉱物が採れていたという話があった。

ピカピカと光る黒い石だそうだが、石炭ではないそうだ。
石炭は意外に軽いが、「黒玉」はかなり重いという。

物部はそれで武器を造っていたが、
本来は農耕具を造るために与えられたものだということが
ここで分かった。

肥沃な土地に加え、特殊な鉱物が採れるということで、
鞍手には古代、人々が集まって来たという。

三女神の名といえば現在は、「タゴリ姫、タギツ姫、イチキシマ姫」
となっているが、何度か書いたように、
それは現代の宗像大社が便宜上決められたものと思われる。

古文書を調べると、サヨリ姫など、複数の名が見られる。
また、沖ノ島に祀られている女神の名も、現在は「タゴリ姫」となっているが、
『日本書紀』には「イチキシマ姫が沖ノ島に祀られていた」とする記録も残されている。

「サヨリ姫」。
崋山がこの名を知っていたとは思われず、私は驚いた。

この「サヨリ姫」は壱岐対馬が出身だということで、
「イキツシマ姫」と呼ばれていたのが、なまって「イチキシマ姫」と
呼ばれるようになったということだった。

この姫も悲劇の運命を辿ることが、昨日の歴史カフェで明らかにされた。

「熱田」とは熱田神社の鎮座地のことのようだ。
「ミヤズ姫」と「サヨリ姫」がいたという。

少しずつ登場人物が揃っていく。

鞍手町 熱田神社










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by lunabura | 2016-03-13 20:20 | 「脇巫女」 | Comments(8)

脇巫女47 香月物部サネアツサブロウタ

震災で亡くなった方々の御冥福をお祈り申し上げます




脇巫女47

 香月物部サネアツサブロウタ


北九州市八幡(やはた)に展開した香月氏はもともと物部だが、
小狭田彦の時代に景行天皇ヤマトタケルを支援し、香月の名を賜った。

「香月文書」を解釈すると、
香月氏は常磐津姫をヤマトタケルに差し出している。
姫は懐妊し、御剣王が生まれ、神功皇后の三韓征伐に従軍した。
凱旋後にはその褒賞か、子や孫が神官や司、王の地位で
筑豊全体の支配層に分布している。

小狭田彦自身も鞍手の六嶽神社の神官となった。

以上が文献史料から伺える香月物部だ。

物部の本貫地・鞍手町の
古物神社には新羅僧道行が盗んだ草薙剣が落ちて来たという伝承がある。
古物神社は「ふるもの」と読むが、「ふるべもののべ」と読んでほしいと
物部が言った話は先述している。
また同町には熱田神社があるが、そこには草薙剣の伝承はない。

以上を踏まえて星読の記録の続きを読んでいこう。

登場するのは
香月物部サネアツサブロウタ。
物部サブロウアキマサ。
ヤマトタケル。
そして星読だ。

物部が開発した鞍手にヤマトタケルが軍勢を率いてやって来て、
物部は受け入れ派と反対派に分裂する。
ヤマトタケルは鞍手で何者かに殺された。

◇◇ ◇

続いて「香月物部」がお見えになった
星読はその男に嘆きと怒りを感じた
菊如さんが落ち着かせようと話しかけるが、香月物部は怒りをぶちまけた
内容はこうだ


まずは「ヤマトタケル」と「物部サブロウアキマサ」の名を挙げた


九州は今のような形ではなく、いくつもの島が点在していた
九州が日本国だった

この地はわれらモノノベが守ってきた地
なぜ、ヤマトタケルに渡さねばならぬのか
モノノベたちは反発した
ヤマトタケルは自分たちが守った地を取り上げた

菊如さんはかねてから疑問を持っていた「草薙の剣」のことについて尋ねた

ヤマトタケルは戦いに行く直前に、なぜ草薙の剣をミヤズ姫に預けたのか
――預けていない
答えがあった
・・・やはり、戦いの時、ヤマトタケルは剣を持っていた

菊如さんは続けて尋ねた
新羅僧が盗んだ「草薙の剣」が何故「古物神社」にあったのかと

香月物部はモノノベが奪ったと答えた


星読は「熱田モノノベ」について尋ねてもらった
なぜ、「熱田」は武器を「古物神社」に移したのか

香月物部は「フルベ」は数が多かった、三千を越していたと答えた


つづけて菊如さんはヤマトタケルについて尋ねた
「ヤマトタケルを刺したのは誰か、ご存知か」

香月物部はいやーな笑顔で星読を見た
「俺?」
星読は思わず自分を指差して声にした

大きく笑う香月物部
星読は両手をついた

その姿を見た香月物部は手の震えは「この時の震えだ」と言った

つづけて菊如さんは
「香月物部はなぜこの地を離れたのか、逃げたのか」と尋ねた

香月物部は
「逃げたのではない。去ったのだ。
われらは、ヤマトタケルが来てからモノノベが分裂したのに嫌気がさし、
この地から去ったのだ」
と答えた

つづけて菊如さんは香月物部に名前を尋ねた

香月物部はサネアツサブロウタと名乗り、お戻りになった



崋山さんが「星読さん、誰も恨んでないよ」と。
・・・やさしい響き・・・すーっと心に入ってくるような・・・

◇◇ ◇
読んだだけでは状況があまり分からなかったので、
私は星読に連絡して、次回菊如とセッションをする時には
自分も呼んでほしいと頼んだ。

すぐに日程が決まった。
それが昨夜の3月10日だった。

深夜に帰宅したので、昨日はブログが書けなかったが、
今、理解して、こうして書いている。

重複するが、
香月物部の話では、香月はもともと鞍手にいたが、
ヤマトタケルが来て物部が受け入れ派と反対派に分裂すると、
嫌気がさして遠賀川の対岸の香月に移ったということだ。

香月物部は物部サネアツサブロウタと名乗った。
その男は、ヤマトタケルを殺したのは星読だと言った。
星読の手の震えはその時の魂の記憶だという。


香月



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by lunabura | 2016-03-11 20:10 | 「脇巫女」 | Comments(0)

脇巫女46 震える手は


脇巫女46

 震える手は


鞍手町を含めた遠賀川流域にはヤマトタケルの伝承がたくさん分布している。

ヤマトタケルは複数の女性と結ばれ、
砧姫(きぬたひめ)のように子をなしている女性もいる。

ヤマトタケルは剣神社や八剣(やつるぎ)神社に祀られていて、その数は数十を数える。

また、鞍手の鎧塚(よろいづか)には、ヤマトタケルがクマソ征伐の帰りに
この地に鎧(よろい)を収めたという伝承がある。

新延(にのぶ)の剣(つるぎ)神社の境内には鎧塚古墳群があり、
県指定の史跡となっている。

脇巫女43では、物部サンジカネモチがヤマトタケルを襲ったため、
手傷を負ったヤマトタケルが鎧を脱いで敵に分からぬように
土に埋めたという話を紹介した。

今回は、この話が明らかになる直前の話だ。
菊如は星読の手の震えの原因が鎧塚にあるとにらんだようだった。

◇◇ ◇
さらに日付が変わって、2月22日になった

朝、メールが届く
・・・「菊如さん」だ!・・・手のことを気にかけてのメール
続いて「鎧塚」周辺についてのメールが届いた
・・・すぐには行動できない 午後確認することにした

再びメール 突然内容が変わった
「崋山さん」が胴体を真っ二つに切られるような痛みが出てる
・・・えっ???なに???崋山さんって誰なん?

そう思いながらも、鎧塚に行ってみた
・・・何もない・・・何も感じない・・・

七色さんに連絡してみた

七色さんはチェリーさんと一緒に「剣岳」に移動していた
剣岳はヤマトタケルに関係がある山だ

二人が「御神木」と思われるような木のそばを通りかかった時、
切り倒されようとしていた
チェリーさんが声を掛けたが、むなしく、チェーンソーが幹に押し当てられた

七色さんはそんな話をしてくれた

この話を菊如さんにメールした



◇◇ ◇
崋山はこのご神木の痛みを感じていたのだろう

チェリーは七色と「鷹の口おだ山」を探査したあと、「剣岳」に移動していた。
その時、木が何本か切り倒されている所に遭遇したそうだ。

ご神木と思われる木を切ろうとしていたので、
「それは御神木ではないですか」
と尋ねたが、無視され、木は切り倒されたという。

この時、それを知らない崋山が胴体を切られるような痛みで苦しんだ。

この時のことをチェリーは次のようにコメントしてくれている。

<(おだ山では)ここだというような場所は見つけることができませんでしたが、
不思議なことがあったのです。
入山中に周辺で停電があったのです。信号も消えちゃったみたい…しかも、そのあと剣岳に向かったのですが、原因というのがそこで行われていた大規模な伐採作業だったようなんです。九電の人が走ってたもの…

というお話で、今回は終了です。地図等は、ブログに載せますね!

その夜は月に大きなリングがかかったそうです。>

これを聞くと、木々にも意識があり、
深いところで人間の意識とつながっていることに気づかされる。

人間が他種の意識をキャッチすることができる能力を持つことを
示す見本が崋山だった。
これはすべての人間に備わる能力だが、殆どが退化させている。

再び、この能力をすべての人間が復活させることができれば、
動植物と調和した地球が再び訪れるのかもしれない。


話がそれた。もとに戻そう。


さて、この日も星読と七色とチェリーは菊如のもとに集まった。
この時、初めて崋山も合流した。
崋山が神懸かりをする女性だった。

◇◇ ◇
夕方、ふたたび菊如さんを訪ねることとなった

「崋山さん」登場!!
・・・何が起こるの???

何かの準備が始まった
・・・どうしたらいいの?

いつもとは雰囲気が違う菊如さん
「星読さんはメモしてね。それと、目を合わさないように」
「誰と?」
「崋山さんと」

菊如が経をあげる
・・・二人の経は心地よい・・懐かしいようで・・・落ち着く・・・

菊如さんと崋山さんが向かい合って座った
・・・何が起こるの???

突然、崋山さんに何かが憑依した
・・・「猿田彦」がお見えになった
菊如さんは懐かしそうに猿田彦とお話をした

そして、猿田彦はお戻りになった


続いて「ヤマトタケル」がお見えになった
左手で腹部を押さえ、右手で水をすくい、口元へ・・・
菊如「場所は?」
星読「泉水」(せんすい)
何故か星読がとっさに答えると、ヤマトタケルがうなずく
菊如「苦しいのですか?」
ヤマトタケルがうなずく
菊如「誰にやられたのですか?」
ヤマトタケルは何も答えない

・・・なんとなく居心地が悪い
星読はそんな気がした

やがてヤマトタケルがお戻りになった

崋山さんが見たことを話し出した

ヤマトタケルは刺された後、五人の家臣に守られながら逃げてきたが
苦しさのあまり、自分の鎧を取るように命じ、家臣は鎧を脱がせた
ヤマトタケルは、のどが渇き、「血が滴る右手」で水をすくった
飲んだ水は「赤く濁った水」だった
その後、隊列とは別行動で「鎧塚」までたどり着いたが、ヤマトタケルは絶命した
亡骸(なきがら)を剣岳の裏手の裾に埋葬した五人は木の枝を持ってその場を離れた
やがて戻ってきた五人は埋葬した場所を囲み自害した

これが崋山さんが見た内容だった


◇◇ ◇
これが初めての降霊の内容だ。

最初に降りて来た猿田彦とは、
猿田峠の豊日神社の入り口に祀られている猿田彦神だろう。

菊如はかつて、各地に散らばって祀られていた猿田彦をまとめるように
見えない存在に言われ、奔走して、猿田峠の豊日神社に合わせ祀った。

(2016年4月3日(日)にはそこで祭礼をするということだ。
時間など分かったら、当ブログでもお知らせする)


次に降りて来たのがヤマトタケルだった。
ヤマトタケルは終焉の姿を見せたかったようだ。

刺されたヤマトタケルは鎧を家臣に脱がせ、赤く濁った水を飲んで死んだ。
これが水銀の混じった水だったことは先述した。
亡骸は剣岳の裾に埋葬され、五人の家臣は自害したという。

地理が不明で私が聞き取った話と微妙にズレがあるようだ。
後で地図を見ながら星読に尋ねて確認することにしよう。

さて、このあと、もう一人、降りて来た者がいる。
そこで星読の手の震えの原因が明かされることになった。
                  (つづく)




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by lunabura | 2016-03-09 20:00 | 「脇巫女」 | Comments(6)

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