2025年 06月 01日
2025年 05月 25日
今回もリクエストから始まった企画です。
「嬉野市に倭姫を祀る味島神社があるので行きたい」というリクエストがありました。
由緒が分からない神社ですが、そこは「風土記」に書かれた日本武尊の上陸地なんですね。私的に日本武尊に関連する足跡を探していたので、その叔母が祀られているのは、関係があるかもしれないと考えました。
また、その神社の前には火の神を祀る八天神社が鎮座します。また近くには「おつぼ山神籠石」があります。また、和泉式部が引き取られて養育された塩田の町があって、丹生神社があります。さらに南下すると祐徳稲荷神社があるんですね。
嬉野市には丹生神社が7社もあるそうです。藤原不比等の名前も出てきます。また、豊玉姫神社もあります。嬉野市は温泉で有名ですが、古代にはそれとは別の世界がありました。
最後に行く「早岐(はいき)の瀬戸」はかつての「針摺の瀬戸」の景観を残している所です。地形を見ながらフィールドワークしましょう。
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第59回 武雄市 鹿島市 嬉野市 佐世保市
おつぼ山神籠石 祐徳稲荷社 丹生神社 豊玉姫神社
2025年7月13日(日) 案内 綾杉るな
おつぼ山神籠石は第一水門が良く残っています。祐徳稲荷神社は日本三大稲荷の一つです。味島神社は倭姫を、八天神社は火の神、丹生神社は水の神を祀っています。
塩田は和泉式部が育った町で、風土記には日本武尊が上陸した所と伝えています。
観潮橋は早岐の瀬戸にかかる橋で、針摺瀬戸の古代の姿を留めています。今回は佐賀県の南部から長崎県にかけての古社を巡りましょう。
天神=おつぼ山神籠石=祐徳稲荷神社=味島神社=八天神社=丹生神社=豊玉姫神社=轟の滝=湯野田丹生神社=平野丹生神社=観潮橋=天神
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バスハイクの申し込みは「歴史と自然をまもる会」まで
092-406-8725(火曜日~金曜日 10時~16時)
参加費 5000円 当日払い
集合場所 福岡市天神 日銀横(ファミマ横)勝立寺の前
出発時間 9時出発
集合時間 8時45分
初めての方、日銀前ではなく、日銀横の勝立寺の前です。ファミリーマートまで出るとバスが見えます。
雨天決行です。どなたも参加できます。
下のリンクは広告の無いページです。
2025年 05月 19日
阿蘇郡小国町は素晴らしかったです。
バスハイクの参加者の一人が
「これほどの所があったとは」
と言われましたが、全く同感でした。
小国両神社は何度か行ったことがあったのですが、阿蘇神話の系図などを学びながら行くと、全く趣が異なりました。
途中で見つけた鉾納(ほこの)神社と日田市の金凝(かなこり)神社はいずれも第二代綏靖天皇を祀っています。そして、神殿の裏にあったのは岩陰祭祀の痕跡。フィールドワークしないと分からないことが沢山ありました。
滝は滝で、普通の滝とは違っていました。
サムネイルの滝は鍋ケ滝です。
裏まで行けて素晴らしい体験をしました。
阿蘇山の造山活動と水の造形は想像を絶する地形を見せてくれます。
交通網が発達したおかげで見られるものばかりです。
今回の旅を記録するのは難しそうです。印象が強い間に書き留めたいのですが、原稿の方に気持ちを切り替えねばなりません。
今回のバスハイクの資料をまとめていたら、真鍋大覚のコピーが出てきました。
そこには沙弥満誓(しゃみまんぜい)は「小国出身「」と書かれていました。
観世音寺の僧侶で、大伴旅人を支えた人物です。
現地に行くと、理解が深まりますね。
そうそう。7月のバスハイクの日程が決まりました。
7月13日(日)です。
佐賀県嬉野市方面に行きます。
杵島、嬉野は和泉式部のふるさとでもあります。それを復習しながら回るコースをこれから考えます。
今、集中しているのは、真鍋大覚の原稿です。
それに写真を載せることになったので、選定作業を始めました。
写真を載せるとは思っていなかったので、想定外でした。
万葉集の原稿も仕上げましたよ。
だんだん守備範囲が広がっていくなか、少しずつ記録しておきたいと思う日々です。
<20250518>
2025年 05月 15日
今年も庭のシャクヤクが咲いてくれました。
少しずつ増えて、今年は22本もの花を付けています。
今年は一番花と二番花が一緒に咲いたのが例年と異なっています。
近づくと、甘いニッキの香りがしますよ。
ある年、
「シャクヤクが咲くと大雨が降るのよね。だから、雨の前に切り取るの」
と言った人がいました。
それ以来、毎年、観察すると、確かに必ず雨が降るし、それも大雨です。いわゆる「梅雨の走り」なんでしょうが、雨が上がると花びらが散ってしまって、華麗な花が寂しい姿になります。
さて、今年も雨の予報。明日は切り取るかな。
そして、明後日の土曜日(15日)はバスハイク。
珍しく雨の予報です。
でも、雨の中を出発して、お昼ご飯を食べた頃には上がりそうです。
日田市と阿蘇郡小国町に行きます。
小国(おぐに)といえば、福岡県からのドライブコースなんですが、ピラミッドの道の駅によって、ぶらりと帰るくらいです。
でも、神社を調べていくと、驚きの歴史が刻まれています。
そして、滝がこれまた沢山あります。
さすがダイナミックな阿蘇です。
今回はその一部を見ていきますが、最近思うのは、各地の観光コースも歴史を重ねるともっと多層的な時空を楽しめるのにな、ということです。
NHKの「光る君」で源氏物語の時代を見ましたが、九州にも、それに関わる歴史が沢山あるんですね。それを知るとワクワク度がかなり違います。
小国は清少納言のお兄さんと小松女院の悲恋。
日田は金山を掌握した弥生の姫、五馬媛。
なんてね。
さて、今日は四本の原稿の内、二本目を送信しました。
朝倉市の斉明天皇と中大兄皇子の原稿です。
知られている歴史からは想像もつかない世界が残されています。
原稿を送って、少しほっとしています。
<20250515>
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2025年 05月 05日
あっという間に時間が経ちました。
今、原稿の推敲をしていますが、数えてみると四本もありました。
まずは真鍋大覚の星の本。これは原稿も出来上がって、先方に提出中です。
次に『筑紫なる斉明天皇と天智天皇』は第2回目。
遠賀川流域の磐瀬行宮からいよいよ朝倉橘廣庭宮へと話題が移ります。
朝倉市には沢山の資料が残されていて、多くは神社になっています。しかも、教育委員会の掲示板が豊富にあって、詳細な状況が分かりました。
朝倉橘広庭宮についてはブログにあれこれと書きましたが、私なりにまとめた最終版とでもいえるものを仕上げています。チェリーさんの地図も大活躍です。これは7月発刊予定の「季刊 邪馬台国」の連載となります。
第3の原稿は万葉集です。万葉集も折々にブログに綴りましたが、今回はその中でもテーマを決めて選んだものをまとめています。人生の折々に開く本になればと思っています。
第4は筑紫君磐井のこと。これは季刊 邪馬台国」に連載したものですが、それを時系列にまとめています。これで多くの謎がほぼ解けました。
中には十年以上も書き換え、書き換えした原稿もあります。
その間に時代が進み、電子書籍やオンデマンドでも出版できる時代になっていました。
そして私の思いは「日本人に歴史を残したい」というものになりました。
歴史は日本人のアイデンティティと密接なつながりを持っています。
その礎の一つになればという思いです。
さらには、それは今の地方の創生にも繋がるものです。
真鍋大覚を整理していると、日本の地名に星の名前がちりばめられていることにも気づきました。船乗りたちは星の港を目的に航行していたんですね。
それらも少しずつ、少しずつ伝えていけたらと思っています。
<20250505>
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