ひもろぎ逍遥

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ウーナ50  七つの珠15 志登神社にて



ウーナ50

七つの珠15 

志登神社にて
 



3月11日。17時25分。
再び志登神社に着いた。





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前年の11月11日からちょうど四か月目。




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季節は一つ進んでいた。





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が、再び神殿に光が当たるタイミングに到着した。

豊玉姫とワタツミの神ならここを外せなかった。
光はそれが正解だと知らせていた。

「何かを貰うなら豊玉姫の石の所よね」
と白皇に言うと白皇も同意する。

11月の時にその石に白皇を案内していた。
菊如は行かなかったっけ。




菊如は神殿にて祝詞を捧げる。
そして、やはり石の方に行くことになった。






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もう地元の誰もが忘れている豊玉姫の石。








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傾いた石碑がわずかに史跡だということを示している。
この木が無かったら、消え去っただろう。

かつてはもっと高かった。
畑を作る時に土入れをして、ギリギリ残ったと思われた。
せめて案内板を設けてはくれまいか。
と願うばかりだ。


作物を踏まぬようにして近づく。
菊如は石の上に大きく手を広げてみせて、
白皇に真似をして受け取るようにと言った。
受け取ると、「布団みたいなの!」と白皇は声を挙げた。

何で?
そんなの?

崋山の話では、わだつみの神の乗り物で、泡で出来ているものだという。

その泡は後部が立ち上がり、ひさしのようになって、
神の翳(かざし)になっていた。
ワタツミの神は男性の姿をしていて、
左肩から布を垂らしたポセイドンのイメージだと言う。

何故、七か所に法具がバラバラになっていたのかを訪ねると、
白い発行体の人が七つをパーンと飛ばしたという。

「泡と七」で思い出す夢があった。
2月8日の夢だ。

ある男が海に半身浸かり、空手のように拳を突き出しながら修行していた。
その浜の続き、左手には崖があって上の方にテラスがあった。
そこは泡で真っ白になっていたが、
七人の白装束の神が並んで泡を蹴飛ばしながら拳法の修行をしていた。
テラスの下には洞窟があった。

そんな夢だった。
けったいな夢だったので良く覚えている。
これと法具の話がつながるかどうかは分からない。



さて、この日は志登神社で上がりだった。
午後だけで五つもの珠を奉納し、法具を受け取った。

私たちは近くの櫻井神社に挨拶して二見ケ浦に出て帰途についた。
二見ケ浦を通りながら「ここはよく来たあ」と白皇が言う。
三苫の海も奈多の海も同じことを言っていた。
白皇と海は切っても切り離せなかった。



「るなさんがいなかったら分からなかったよ」
と菊如が言う。

そだねー。
私も不思議だよ。


2080605





歴史カフェ小城
6月9日(土)第3回 3時~5時
1部:佐賀の女神たち よど・とよ・とよたま姫
2部:神功皇后の伝承
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①氏名(よみがな)②簡単な住所(字まで)③609小城希望
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会場:小城鍋島家Ten

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申し込みは 092-408-7140
6月14日(木) 住吉の里
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7月8日(日)第19回 2時~4時

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# by lunabura | 2018-06-05 21:34 | 「ウーナ」 | Trackback | Comments(2)

ウーナ49 七つの珠14 細石神社にて



ウーナ49

七つの珠14 

細石神社にて
 



前回の染井神社には豊玉姫と玉依姫とヒコホホデミ尊が祀られていたので、
二人を案内した。

さて、次の候補地に向かおうとするときに、
急に立ち寄りたくなった神社があった。

それは細石神社だ。
木花咲耶姫と磐長姫が祀られているので、探しているワダツミ系の神社ではない。


しかし伊都国の始まりを考えるのに欠かせない神社なのだ。
細石神社に手を合わせると、
その背後にある王と王妃の墓にも手を合わせることになるのである。

それが三雲南小路遺跡だ。
卑弥呼よりはるかに古い時代の遺跡になる。

そして、自分の背後には木花咲耶姫が出産したという地があり、
さらには高祖山が続く。

豊玉姫よりさらに古代、伊都国の始まりを考える時に
この神社と祭祀線を抜きには考えられなかった。





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この画像の太陽光線の位置を見ると、
直前に行った染井神社と同じ方向を向いているのが分かる。
いずれも東を向いていた。








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さて、菊如はここでも祝詞を上げていた。
それから私を呼んだ。

そして、横の楠の前で何かを受け取るようにと言った。








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言われるまま両手を差し出すと、水のような涼しく揺らぐものが降りて来た。
その形をなぞって両手の平をすぼめると、
両手の間でゆらゆらと涼しいものが揺らぐ。
パール色のきらめきだ。

上の方は開いている。
ちょうどチューリップのつぼみが開こうとするように。
外側には花びらが重なるように、重なりがあった。

白皇も観えているらしい。
「ピスタチオ」と言った。
そう来るか。飲み屋で出てくるアレだ。

「そうそう、二つに分かれてるよね」
殻を割ると緑色の種が出てくるやつ。

白皇は形を捉え、私はエネルギーの状態を捉えていたようだ。

それはクスノキの「元木」(もとぎ)だという。
「国の元」でもあるという。

あとで崋山が精査すると、
「繁栄の種」だと、イワナガヒメが教えてくれたという。
「元木の種」ともいった。
サクヤヒメはこの時、同じ糸島の桜谷の方にいたそうだ。

イワナガヒメから桜谷の「桜の木の下に置いて来てね」と言われたという。
それは私の役目だそうだ。

また、その時、崋山たちはイワナガヒメとサクヤヒメの関係を尋ねたらしい。
イワナガヒメはお世話をする侍女で、姉妹ではないという。
サクヤヒメの御伴で行かされたそうだ。

それでは富士山のコノハナサクヤヒメとは?
と尋ねると、天狗族が来て、
薄いピンクの衣を来た別人を連れていったという。


七つの珠とは全く関係のない話だったが、
預かった種は桜の花の咲いている間に桜谷に持っていかねばならなくなった。

私単独で出来ることではないし、まだこの日は3月11日で
桜には早すぎるので、日を改めて行かねばならない。

いつの間にか、共に行動する状況になった。

神計らいとは、人間の頭では計り知れないものがあった。


20180604




さて、今週末の609(土曜日)は小城で歴史カフェです。
そのテーマにこの豊玉姫が含まれています。
これまたシンクロニシティのタイミングなので驚いています。
第2部の神功皇后の話も鞍手から。「脇巫女」の舞台です。
皆さんのご参加をお待ちしています。

昨日は真鍋大覚のシリウスのレジメを完成。
とりあえず、日程を7月8日に決定して福津の会場を抑えました。
詳細は一段落して案内します。






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# by lunabura | 2018-06-04 21:01 | 「ウーナ」 | Trackback | Comments(0)

ウーナ48 七つの珠13 染井神社にて



ウーナ48

七つの珠13 

染井神社にて
 


これで七つの珠のうち、三つを奉納することができた。
あと四つだ。

都市高速を使って糸島に出た。

まずは染井神社に向かう。
秋にバスハイクで行ったばかりで、道順も記憶に新しい。

染井神社には下宮と中宮がある。
時短を考えて菊如に尋ねた。
「染井神社は下宮と中宮があるから、どっちがいい?両方行ってもいいけど。
下宮は井戸がある所。神功皇后が鎧を染めたって言われてる。中宮はその鎧を干したところだけど」

すると菊如は「松がある?」と答えた。
「ああ、それなら中宮ね。鎧を干した松の木がある」

そう、中宮には神功皇后ゆかりの松の木があった。
それは江戸時代に枯れたが、その巨大な幹が保存されていた。

染井信号から車で山に向いながら、
バスハイクの時に赤い曼珠沙華が美しく咲いていたのを思い出した。

あれは秋だったなあ。

この道は幅が狭くバスが通れないので、下宮だけを案内したのだが、
たまたま現地で地元の人が中宮への山道があることを教えてくれた。
それは江戸時代には分からなくなったという道だった。

それを聞いた皆さんがどうしても行きたいというので、
知らない山道を探検しながら中宮に向かったのだ。
5分ほどの道のりではあったが、一度は迷った。

それをブログに書きかけていてパソコンが壊れた。
だから、そこでストップしたままだ。

そんなことを思い出しながら、
季節がすっかり変わった田んぼの間を進んだ。

すぐに鳥居の前に出た。

正面から参拝するとその深い杜のたたずまいは素晴らしく、
訪れた人が誰でも声を挙げる。
「すごい」
と。菊如もそうだった。
「ここは普通と違う」





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小さな池に小さな石橋が架かっている。








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そこから石段を上ると苔むした参道だ。
何度通っても感動する。








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正面。









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拝殿と石祠が分離していて、直接石祠に参拝できる。

そこで菊如は祝詞を上げた。
太陽が正面にあってまぶしい。

すると、菊如は太陽を指して白皇を促した。

白皇が太陽に珠を差し出すと、代わりに剣のような長い物を受け取った。


崋山によると、白皇が受け取った長い物は黄金の矢だった。

矢でも、普通のものとは形状が違う。
軸の先の矢じりは重りのような形をしていた。
また、羽根もひし形を伸ばしたような形をして薄い金で出来ていて、ハタキのように一か所から八方に広がって付いていた。
矢は全体が発光していたという。

一段落すると、菊如に豊玉姫が懸かった。
「よくぞ来てくれました」
と白皇に言った。それから私に向きなおし、
「ここまで連れてきてくださってありがとうございます」
と頭を下げた。
びっくりだった。



帰りしな「ここには龍がいる」と菊如は言った。



『神功皇后伝承を歩く』下巻63染井神社




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# by lunabura | 2018-06-03 20:55 | 「ウーナ」 | Trackback | Comments(0)

ウーナ47 七つの珠12 御島神社にて



ウーナ47

七つの珠12 

御島神社にて
 


志式神社を出ると、都市高速を使って糸島に向かうことにした。

途中、香椎に近づいて歩道橋を見た時、ふと、道に迷ったことを思い出した。

それはラジオ番組の収録の時のことだった。

御島(みしま)神社で収録したあと、
ディレクターを鎧坂と兜塚に案内することになった。

ところが、目印となる歩道橋を一つ間違えて、違うところに迷い込んだ。


「私、ここで道に迷ったのよねえ。歩道橋の場所を一つ間違えちゃって。
ディレクタ―に鎧坂を案内しようとしてね。」
そう言いながら、ふと、出発点の神社を思い出した。
「あれっ?その神社、綿津見の神が祀ってあるよ」

その神社というのが「御島神社」だ。
それは香椎潟の海中の岩礁の上に立っている。

鳥居と石祠だけの神社なので、多くの人は気づかない。
しかし、神社の原風景だ。

昔は香椎宮に向かう船から手を合わせていったという。

菊如が、
「そんな形で思い出したというのが当たりということよ」
と言う。
「行ってみる?」
「行きましょ」
決断は早かった。
次の信号は右折せねばならない信号だった。
ギリギリ間に合った。






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しかし、現地に着くと、さすがに二人ともこれが神社かと驚いたようすだ。
社殿はない。



今日は岩礁がちょうど海上に頭を出しているので、グッドタイミングだ。



菊如は「どうかしらねえ」と言ったが、すぐに「あ、道が出来ている」と海上を指す。
私にはそういうものは全く見えない。

「ほら、あれ。波が違うでしょ」
ああ、それなら良く見える。
現実に、海上に明らかに波形が違う円状のエリアがあった。




写真でも白く写っている。






c0222861_1553273.jpg

これがどんどん近づいて来た。
みるみる橋の所までやってくる。
さすがに、これは尋常ではない。

人通りもあるので、菊如は小声で祝詞を上げると、
やはり白皇に海上に珠を奉納させ、代わりの物を受け取るようにと言った。

白皇も慣れたようすだ。何かを受け取りながら、
「痛…。指が膠着する。ロックかかった。痛い」
と手のひらを見せる。掌底部が赤くなっていた。
固そうな、鉄のような何かを受け取ったらしい。


崋山によれば、これは金で出来た扇だという。
要(かなめ)の所は丸い。
複数枚の羽は中央から左右に、ガシャンと開くタイプだった。
これは海底から波を起こすものだという。

どおりで。
白皇はガシャンと皮膚を挟んだようだ。

どれもこれも肉眼では見えないものだが、
白い円状の波間が移動するという自然現象は現実にあった。
こうして想定外の所で一つ役目を果たした。

さあ、これで糸島に行こう。

20180602



『神功皇后伝承を歩く』 下巻67 御島神社






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# by lunabura | 2018-06-02 19:49 | 「ウーナ」 | Trackback | Comments(0)

ウーナ46 七つの珠11 志式神社にて



ウーナ46

七つの珠11 

志式神社にて
 


志式神社の駐車場にエンジェルナンバーの車が止まっていた。
OKサインのようだ。





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メイン道路から一歩入れば松の森。
いつもながら一瞬で聖地のたたずまいだ。








c0222861_20125917.jpg

確認するまでもなく、菊如はスタンバイしていた。
神前で祝詞を上げた。
そして、終わると白皇を呼んだ。

「神殿の扉を開くから、そこから珠を奉納して」と秘めやかに言った。
ところが、改めて神殿を見ると、「あれ?もう開いている」と言う。

そして白皇の差し出す珠もすぐに受け入れられ、
代わりにその手の中に何かが入った。
「しびれる~。」
と言いながら宝箱に入れると、その手のひらが真っ赤になっていた。

もちろん、肉眼では見えないものだし、扉も開いてはいない。

これは崋山によると、玉手箱だという。
縦長で直方体を縦にしたようなものだ。
ティッシュの箱を縦にしたイメージ。

その側面の幅は15センチほど。高さは25センチほどか。
黒い漆塗りで、側面の底の左端に金の粟粒が吹き寄せられるように描かれている。
そして赤と金のひもが掛けられていたという。







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神殿のようす。鷹?が扉にあしらわれている。







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側面には筆の尻尾のある亀。顔は龍?

いかにも龍神すなわち海神の風情だ。

熊本の亀蛇(きだ)にも似ている気もする…。











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この日は晴天。
うるわしき「ふきのぼり浜」へ。そう奈多の浜。







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先程の綿津見神社の岬が奥に見えている。






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左手には豊玉姫が慕う志賀島。
しかし、そこは今回の目的地ではなかった。



ここからさらに西に向かう。




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なんとも哲学的なカモメ^^


『神功皇后伝承を歩く』下巻72志式神社

20180601






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# by lunabura | 2018-06-01 20:28 | 「ウーナ」 | Trackback | Comments(0)
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綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25


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