人気ブログランキング |
ブログトップ

ひもろぎ逍遥

大島伝聞 坂本龍馬が寄港して、なんと…



大島の港からブラブラと旅館に向かう途中、地元の男性に呼び止められた。
大島の歴史を伝えている方だった。

安部宗任が大島に流されて、安倍総理に至るまでの話を聞かせてもらった。

そして、一枚のコピーを渡された。
それは2008年の高知新聞の「龍馬伝異聞珍聞」というコラムだった。

かいつまんで書くと、

龍馬や海援隊が乗った長さ二十五間(45m)、181トンの震天丸は小銃千挺を乗せて長崎を出て下関に向かう途中だった。

機関の調子が悪く、大島に帰港した。

酒屋で鶏料理を注文したが断られ、自分たちで二~三羽手に入れたものの、誰も調理しないので、藤八拳をやって負けた陸奥源二郎がひゃあひゃあ言いながら始末して料理したという。




藤八拳とは、じゃんけんのようなもので、狐が鉄砲に、鉄砲は庄屋に、庄屋は狐に負けると決め、向かい合ったふたりがいずれかの身振りをして拳をして勝ち負けを決めるものだそうだ。

大島では鶏は産卵のために飼っていて、調理する食文化は無かったそうだ。
各家庭の卵を集めて数十個になると、船に乗って宗像で売っては現金収入としたという。

これでは鶏料理は出されなかったはずだ。


夫にその話をすると、龍馬は最期の日も鶏鍋を食べていたという。

龍馬にとっては鶏料理はソウルフードだったのだろう。


大島にはこの話は伝わっておらず、高知の研究会から新聞記事が送られて、知られることになったそうだ。





c0222861_209044.jpg



20190509



c0222861_15184581.gif

# by lunabura | 2019-05-09 20:11 | 「ワダツミ」 | Comments(2)

人麻呂は「なのりそ」と言い、志賀島では「ガラモ」と呼ぶ



宗像市大島の港から右手にブラブラとそぞろ歩きしていくと、浜辺に出る。






c0222861_22223164.jpg

「夢の小夜島」の手前に、海ノ中道が出現していた。

潮が両方から満ちつつある。もう間もなくすると、中道は海に沈む。
恋の成就を願うスポットになっているらしい。



足元に見慣れた海藻が落ちていた。
そう、海人族の神社で見かける奉納された海藻だ。
c0222861_21455972.jpg

(糸島 綿積神社の奉納台)

海中でミソギをした証として持って来て奉納するので、境内にはそれを置くための台もある。

この海藻はホンダワラのことで、ホオズキのような袋の玉がついている。

横の海を見ると、そのホンダワラが波に揺れていた。


海中で生きている姿を初めて見た。

確かに、海の中に入らねば、それを採ることはできない。

採ることがミソギの証しなのだ。

これを人麻呂は「なのりそ」と言い、志賀島では「ガラモ」と呼んだ。







c0222861_22234466.jpg

そして、竜宮社の岩の周辺は「ガラモ」の森だった。
袋の玉で浮力を持たせ、波に立ちあがっているのだ。

何故この海藻でなくてはならないのか。

ふと気づいた。

袋の玉こそ、干珠満珠の象徴だったのだろう。

香椎宮の綾杉は神功皇后が植えたということで知られているが、そもそも綾杉には干珠満珠が付けられて志賀島から奉納されたものだという。

今、大島の竜宮社に来て、すべてが繋がった。



このホンダワラは、調べると、ヒジキやアカモクのことだった。
なんだ、いつも食べているものじゃないか。


大島のターミナルの二階の「ミルキーウェイ」で買ったヒジキはプリっと歯ごたえがあっておいしかった。
ターミナルの手前の購買部「小夜島」ではアカモクが入ったてんぷらがおやつ。
そこで買った大島のワカメは絶品だった。

結局、ミソギではなく、喰いに走る私であった(*'▽')





万葉集
柿本朝臣人麻呂之歌集出 1279

梓弓 引津の辺なる 莫謂花(なのりそのはな) 
摘むまでに 逢はざらめやも 勿謂花(なのりそのはな)

(引津の浜辺の「なのりそ」の花
摘むまでは 逢えないが 摘む時が過ぎたら 逢えるので 人に言わないでください)るな訳

20190507


c0222861_15184581.gif

# by lunabura | 2019-05-07 22:27 | 「ワダツミ」 | Comments(0)

ミサゴの巣 増築して要塞化?




c0222861_206147.jpg

大島の龍の宮から見える岩は、まるで猿岩。








c0222861_2062287.jpg

そして、頭にある帽子は枝で出来ている。

ミサゴの巣だそうだが、昨年より明らかに大きくなっていて話題になった。

下の方には洗濯機のホースのような物が落ちている。
人間の所から拝借してきたようだが、廃棄したようすだ。







c0222861_2064114.jpg

で、昨年の画像を見ると小さく、やはり一年かけて要塞のように増築していた。





で、ミサゴとは?
名前は知っているが、見たことないのでウィキペディアのお世話になった。






c0222861_207175.jpg

魚を捕食するということで、なるほど。島ならではの景観だ。

空を見ると鷹が飛んできたり、トンビの群れがいたり、豊かな自然が残っていた。




20190506



c0222861_15184581.gif

# by lunabura | 2019-05-06 20:08 | 「ワダツミ」 | Comments(2)

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25